岩倉きぼうクリニック

シルファームX

シルファームX

〜19,800円からはじめられるシルファーム治療〜

両頬全体
¥19,800
顔全体
¥29,800
当院では、初回はチップ代が別途、11,000円かかります。チップを複数回使用できるように工夫することで、患者様のご負担が軽くなるように努めています。チップを使える回数は施行面積とモードによって変わります。
肝斑や赤みモードなど浅く針をいれるモードでは、3回~6回、毛穴などの肌質改善モードで深く針をいれる場合は2~3回使用いただけることが多いです。 チップが劣化してきた場合は交換が必要になります。

シルファームXとは

シルファームXは、肝斑治療の分野で大きな進歩を遂げた技術です。
従来のシミ治療方法では、茶色いメラニン色素を破壊して除去することが一般的でしたが、この方法では色素沈着の問題がありました。特に、30~60歳の女性に多い「肝斑」の治療は難しく、従来のレーザー治療では刺激による炎症で、肝斑が悪化することがありました。
その後、肝斑を悪化させないほどの弱いレーザーで徐々にメラニンを破壊する治療である、レーザートーニングという治療法が開発されました。しかし、白斑を生じるリスクがあり、一度発症すると治療が難しいことが悩みの種でした。

シルファームX

シルファームXは、従来のレーザーや光治療とは異なるアプローチを取っています。この技術では、皮膚内部の環境を整え、シミを作りにくくすることを目指しています。皮膚に細い針を使用し、皮膚内部に優しく電気を通すことで、異常な血管の増殖を抑え、炎症で乱れてしまった表皮基底層を整え、肝斑やくすみを改善します。特にシルファームXは針を0.3mmという絶妙な深さに挿入し、表皮基底層を整えます。また0.3mmというかなり浅い部分に、肝斑を悪化させないように優しく針を刺すため、肝斑のみを目的とする場合は、外用麻酔なしでも治療を受けられる方もいます。

シルファームXで陶器肌を手に入れる!驚きの施術効果とは?

年齢とともに増えていくシミや肝斑、目立つ毛穴や小じわ、お肌の悩みは尽きないものです。これまで様々なスキンケアや美容医療を試してきたけれど、なかなか満足のいく結果が得られなかったという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、諦めるのはまだ早いです。当院では、肌の奥深くにアプローチし、根本から肌質を改善へと導く新しい美容医療「シルファームX」をご提供しています。陶器のようななめらかで美しい肌を目指して、一緒に前向きな一歩を踏み出しましょう。

シルファームXで陶器肌を目指しましょう

シルファームXとは?陶器肌に導く3つの仕組みと効果

皮膚科専門医として、日々多くの患者様の肌と向き合っています。お肌の悩みは人それぞれですが、多くの方が「肌質を改善したい」「以前のような健康な肌を取り戻したい」と願っています。シルファームXは、そのような患者様の深いお悩みに応えるべく開発された、最新の美容医療機器です。この治療が、なぜ多くの肌トラブルに効果を発揮し、陶器のような滑らかな肌へと導くことができるのか、その仕組みと効果について詳しく解説していきます。

マイクロニードルRFが肌の奥から活性化する原理

シルファームXの最大の特長は、微細な針(マイクロニードル)と高周波(RF:ラジオ波)エネルギーを組み合わせた、独自の治療法である点です。この治療では、非常に細い針を肌に直接挿入し、その針先から真皮層(しんぴそう)と呼ばれる皮膚の奥にある層へ、高周波エネルギーを直接照射します。真皮層は、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンといった成分が豊富に存在する、肌の土台となる非常に重要な部分です。

高周波エネルギーが真皮層に到達すると、熱による刺激で組織が凝固(ぎょうこ)します。この凝固によって、肌が本来持っている自己修復能力が活性化され、コラーゲンやエラスチンの生成が促されるのです。その結果、肌の内部からハリと弾力が向上し、若々しい肌へと導かれます。

皮膚科専門医の視点から言えば、この治療におけるエネルギー設定は非常に重要です。最新の研究では、針一本あたりに与えられるエネルギー(EPN:Energy Per Needle)が多いほど、また治療全体で加えられる総エネルギーが多いほど、肌組織の凝固量が増え、臨床的な肌質の変化が強く現れることが分かっています。つまり、適切なエネルギー設定が、より効果的な肌改善につながる重要なポイントなのです。

当院では、患者様一人ひとりの肌の状態や、肝斑、毛穴、小じわといった具体的なお悩みに合わせて、このエネルギー量を細かく調整しています。治療計画を立てる際にも、凝固体積(ぎょうこたいせき:熱で凝固した組織の量)を一つの指標として、患者様の肌に最適なアプローチを導き出しています。これにより、肌の奥深くから、効果的に肌細胞を活性化させ、健康的な肌への再生を強力にサポートできるのです。

肝斑やくすみ、赤ら顔に効果的な理由

シルファームXが特に注目されている理由の一つに、これまで治療が難しいとされてきた肝斑(かんぱん)への効果が挙げられます。肝斑は、メラニン色素(シミの原因となる色素)を作り出すメラノサイトという細胞が過剰に活性化することで発生します。従来のレーザー治療では、このメラノサイトをかえって刺激してしまい、肝斑が悪化するリスクがありました。

しかし、シルファームXは、真皮層にある過剰に活性化したメラノサイトに対して、高周波エネルギーを直接届け、その活動を穏やかに抑制します。この熱作用は、メラノサイトを刺激しにくい、非常に穏やかなものです。そのため、肝斑が悪化するリスクを抑えながら、安全に治療を進めることができる点が大きなメリットとなります。皮膚科専門医として、肝斑治療におけるこの「炎症を起こさせずに、過剰なメラノサイトの活性を落ち着かせる」というアプローチは、非常に画期的で有効であると考えています。

また、シルファームXは肌の炎症を抑える作用も期待できます。これにより、肌全体のくすみの改善につながります。さらに、毛細血管の拡張が原因で起こる赤ら顔(酒さ:しゅさ)に対しても、血管壁の強化や炎症の沈静化を促すことで、症状の改善が期待できます。肌のトーンが均一になり、全体的に明るく、健康的な印象の肌へと導かれるでしょう。

毛穴の開きや小じわ改善で肌質全体の変化

多くの肌の悩み、例えば毛穴の開きや小じわは、肌の土台となる真皮層のコラーゲンやエラスチンといった成分の減少や変性、そして肌のターンオーバー(肌の新陳代謝)の乱れに起因しています。年齢を重ねると、これらの成分は自然と減少していきます。

毛穴の開きは、過剰な皮脂分泌だけでなく、肌のハリが失われることで毛穴がたるみ、目立ちやすくなることが主な原因の一つです。頬のあたりに見られる「たるみ毛穴」と呼ばれるものがこれにあたります。また、目の周りや口元にできる浅い小じわも、コラーゲンやエラスチンの減少により、肌の弾力性が失われることで発生します。

シルファームXによるマイクロニードルと高周波エネルギーの刺激は、真皮層にある線維芽細胞(せんいがさいぼう:コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの肌の構成成分を作る細胞)を活性化させます。これにより、肌のハリや弾力を支えるこれらの成分の生成が強力に促進されます。肌の内部からハリと弾力が回復することで、たるんで開いていた毛穴がキュッと引き締まり、目立ちにくくなります。

さらに、肌全体の構造が強化されることで、浅い小じわも目立たなくなり、肌本来のなめらかさやキメが整った肌質へと変化していきます。肌のターンオーバーも正常化され、古い角質がスムーズに排出されることで、肌の透明感も向上し、ワントーン明るい印象になるでしょう。このように、シルファームXは表面的なアプローチではなく、肌の奥深くからの肌質改善を目指すことができるのです。

シルファームはマイクロニードルRF

施術が難しいとされる肝斑治療への期待

肝斑は、通常のシミ(老人性色素斑など)とは異なる複雑な性質を持つため、その治療は皮膚科専門医にとっても非常に難しい課題とされてきました。特に、レーザー治療の中にはメラノサイト(色素細胞)を過剰に刺激してしまい、かえって症状を悪化させてしまうリスクがあるものも存在します。しかし、シルファームXは、この肝斑治療に新たな可能性をもたらす画期的な施術として、現在大きな期待が寄せられています。

シルファームXは、マイクロニードルの先端から直接、肝斑の患部に低侵襲な(ていしんしゅう:体への負担が少ない)高周波エネルギーを供給します。これにより、肝斑の原因となる異常なメラノサイトの活動を穏やかに抑制することが可能です。周囲の正常な細胞への影響を最小限に抑えつつ、炎症を誘発しにくい方法でメラニン生成をコントロールできる点が、この治療の最大の強みです。

皮膚科専門医の視点からも、この「炎症を起こさせずに、過剰なメラノサイトの活性を落ち着かせる」というアプローチは、肝斑治療において非常に有効であると考えています。また、シルファームXは真皮層のコラーゲン生成も促進するため、肝斑の改善だけでなく、肌全体の土台を強化し、再発しにくい健やかな肌環境を整える効果も期待できます。

ただし、肝斑の治療は一度で完了するものではありません。臨床研究でも、治療セッション数(治療回数)と肌の体積変化(肌質改善の度合い)の間には正の関連があることが示されています。つまり、複数回の治療を継続することで、より効果が積み重なり、安定した改善へとつながる可能性が高いのです。根気強く治療を続けることが、肝斑を乗り越え、美しい肌を取り戻すための鍵となります。

シルファームで透明感の高い皮膚へ

他の施術との違い レーザートーニングやダーマペンと比較

美容医療には様々な種類があり、それぞれ得意な症状や肌へのアプローチが異なります。シルファームXと混同されやすい施術として、レーザートーニングやダーマペンが挙げられますが、これらには明確な違いがあります。

施術名 主な作用機序 肌へのアプローチ/得意な症状
シルファームX
レーザートーニング
ダーマペン
  • レーザートーニングとの違い: レーザートーニングは、低出力のレーザーを顔全体に照射し、メラニン色素を徐々に破壊していく治療法です。肝斑にも用いられますが、白斑が生じてしまうリスクがあります。一方、シルファームXは、針先から高周波エネルギーを真皮層に直接届けるため、メラノサイトの過剰な活動をよりピンポイントかつ穏やかに抑制できます。シルファームXでも白斑が生じるリスクはありますが、レーザートーニングよりも低いのではないかと考えています。
  • ダーマペンとの違い: ダーマペンは、極細の針で肌に微細な穴を開けることで、肌が本来持つ自然治癒力を高め、コラーゲン生成を促進する施術です。穴を開けた後に成長因子などの美容成分を導入することで、その浸透効果も期待できます。シルファームXもマイクロニードルを使用しますが、ダーマペンが「物理的な穴開け+薬剤導入」が主な目的であるのに対し、シルファームXは「針からの高周波エネルギー照射による真皮層の活性化」が主な目的です。高周波による熱作用が加わることで、コラーゲンやエラスチンの生成促進効果がより高まり、より深部からの組織再生を促すことができるのです。

このように、シルファームXはマイクロニードルRFという独自の技術で、従来の施術とは異なるアプローチにより、様々な肌悩みに根本から対応できる点が大きな強みと言えます。特に、これまで治療が難しいとされてきた肝斑治療においては、レーザーでは踏み込めなかった領域にアプローチし、新たな可能性を切り開く施術として期待されています。

岩倉市にお住まいの方や北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市からアクセスしやすい場所で、長年のお肌のお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。皮膚科専門医である私が、最新の知見に基づき、あなたの肌状態に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。一緒に「陶器肌」を目指し、自信あふれる毎日を取り戻しましょう。

症例

シルファーム症例(肝斑モード2回)
シルファームX症例
治療内容
(モード・範囲・方法など)
肝斑モード・全顔
トラネキサム酸内服併用
治療期間・回数
4週間×2回
費用
19800円/回×3回+チップ代
別途必要に応じて診察料・麻酔代
※曜日やモード等によって料金が異なりますのでご注意ください。
リスク・副作用
針の深さによっても変わりますが、
赤み、出血、疼痛、かさぶた、皮下出血、にきびの悪化、やけど、腫れ、
場合によって肝斑の悪化、白斑等のリスクがあります。
シルファーム症例(肝斑治療3回)
シルファーム症例
治療内容
(モード・範囲・方法など)
肝斑モード・両頬
治療期間・回数
4週間×3回
費用
19800円/回×3回+チップ代
別途必要に応じて診察料・麻酔代
※曜日やモード等によって料金が異なりますのでご注意ください。
リスク・副作用
針の深さによっても変わりますが、
赤み、出血、疼痛、かさぶた、皮下出血、にきびの悪化、やけど、腫れ、
場合によって肝斑の悪化、白斑等のリスクがあります。
シルファーム症例(赤み治療2回)
シルファーム症例
治療内容
(モード・範囲・方法など)
赤みモード・両頬 肝斑モードより痛みを感じるため、必要に応じて麻酔の実施をしています。
治療期間・回数
4週間×2回
費用
19800円/回×2回+麻酔代
別途必要に応じて診察料
※曜日やモード等によって料金が異なりますのでご注意ください。
リスク・副作用
針の深さによっても変わりますが、
赤み、出血、疼痛、かさぶた、皮下出血、にきびの悪化、やけど、腫れ、
場合によって肝斑の悪化、白斑等のリスクがあります。

治療のリスク

針の深さによっても変わりますが、赤み、出血、疼痛、かさぶた、皮下出血、にきびの悪化、やけど、腫れ、場合によって肝斑の悪化、白斑
【注意事項】
・施術当日はお湯のみの洗顔としていただき、メイクや通常のスキンケアは翌日から可能です。擦るなど刺激は避けてください。
・施術前後1~2週間は、ピーリングやスクラブ製品を使用しないで下さい。
・眉下も施術される場合、まぶたの開きにくさや重たさを感じる事があります。

料金

両頬全体
¥19,800
顔全体
¥29,800

当院では、初回はチップ代が別途、11,000円かかります。チップを複数回使用できるように工夫することで、患者様のご負担が軽くなるように努めています。チップを使える回数は施行面積とモードによって変わります。

肝斑や赤みモードなど浅く針をいれるモードでは、3回~6回、毛穴などの肌質改善モードで深く針をいれる場合は2~3回使用いただけることが多いです。
チップが劣化してきた場合は交換が必要になります。

Bright set

ブライトセット

シルファーム頬のみ
エレクトロポーション10分 (トラネキサム酸入り)
パック
¥26,800
(土曜日 ¥27,800)
シルファーム全顔
エレクトロポーション10分 (トラネキサム酸入り)
パック
¥36,800
(土曜日 ¥37,800)

治療の流れとダウンタイム

step1
カウンセリング
まずは、医師によるカウンセリングを受け、肝斑の状態や治療に関する希望などを伝えます。
step2
麻酔
必要な方は、麻酔クリームを塗布し、痛みを軽減します。
step3
照射
ニードルRF治療器を肌に当て、ラジオ波を照射していきます。
治療時間は、範囲や部位にもよりますが、約30分程度です。
step4
ダウンタイム
治療後、個人差はありますが、数時間程度赤みや腫れが出る場合がありますが、多くの場合、翌日からメイクも可能です。

痛みについて

    • シルファームXの施術では、マイクロニードルが肌に触れる際に、チクチクとした軽い刺激を感じることがあります。
    • また、高周波エネルギーが照射されることで、肌の深部にじんわりとした熱感を感じる方もいらっしゃいます。
    • 痛みの感じ方には個人差がありますが、必要に応じて麻酔クリームを塗布することで不快感を大幅に軽減することができます。
    • もし施術中に痛みを感じる場合は、我慢せずに遠慮なくスタッフにお声がけください。

ダウンタイムの目安と施術後の経過

シルファームXは、肌の再生を促す治療です。 施術後には、一時的に肌に変化が現れる「ダウンタイム」があります。 

  • ダウンタイムの主な症状と目安
    • 赤み
      • 施術直後から数時間程度、顔全体にうっすらと赤みが生じることが一般的です。
      • 個人差はありますが、長くても翌日にはほとんど落ち着きます。
    • 腫れ
      • ごく軽度の腫れが出ることがありますが、数時間から半日程度で自然に引いていきます。
      • 気になるほど大きく腫れることは稀です。
    • 点状出血
      • マイクロニードルによるごく小さな針穴の跡が、点状の赤みや内出血として現れることがあります。
      • ファンデーションやコンシーラーで十分にカバーできるレベルです。
      • 通常、数日から1週間程度で目立たなくなります。
    • ざらつき感
      • 施術後数日間、肌の表面に微細なざらつきや乾燥を感じることがあります。
      • これは、古い角質や熱で刺激された組織が排出される過程であり、肌のターンオーバーが促進されている証拠です。
      • 1週間程度で落ち着き、新しい滑らかな肌へと生まれ変わるでしょう。

ダウンタイムの原因と施術後の注意点

    • これらのダウンタイムの症状は、シルファームXのマイクロニードルと高周波エネルギーが肌の深部に作用し、自己修復能力を活性化させる過程で起こる自然な反応です。
    • 施術後の肌は一時的にデリケートな状態になります。
    • そのため、適切なケアを行うことが、肌の回復と効果の定着に非常に重要です。
    • メイク
      • 施術直後からメイクは可能ですが、肌に負担をかけないよう優しく行ってください。
      • メイクを落とす際も、摩擦を避けることが大切です。
    • 洗顔
      • 施術当日はぬるま湯での優しいうがい程度にとどめます。
      • 翌日からは刺激の少ない洗顔料を使用し、こすらず泡で優しく洗うようにしましょう。
    • 保湿
      • 肌は乾燥しやすくなっていますので、保湿力の高い化粧水や乳液、クリームでしっかりと保湿を行ってください。
      • 乾燥を防ぐことで、肌のバリア機能が保たれ、回復が早まります。
    • 紫外線対策
      • 施術後の肌は紫外線に対して非常に敏感です。
      • 日焼け止めは必ず使用し、帽子や日傘なども活用して、徹底した紫外線対策を心がけてください。

治療回数と効果の持続期間

    • シルファームXによる肌質改善は、一度の施術で全てが完了するわけではありません。お肌の悩みに皮膚の奥からアプローチし、理想の肌へと導くための治療回数と、その効果の持続期間について詳しくご説明します。

      • 治療回数の目安と間隔
        • シルファームXの効果を最大限に引き出すためには、複数回の治療を継続することが推奨されます。
        • 一般的な推奨回数は、3回から5回以上です。
        • 施術間隔は、肌のターンオーバーサイクルや再生能力を考慮し、通常3週間から4週間に1回程度が理想的です。
        • この間隔で継続して治療を行うことで、肌の奥深くでコラーゲンやエラスチンの生成が着実に促進され、徐々に肌質の改善を実感できるようになるでしょう。
        • 肝斑、毛穴の開き、小じわなど、患者様のお悩みの種類や程度、肌の状態によって、最適な回数は異なります。
        • 診察時に詳細な治療計画をご提案いたします。
      • 複数回治療の重要性
        • 私たちの肌の組織が生まれ変わるには、ある程度の時間が必要です。
        • 一度の施術で得られる効果は限定的であり、複数回にわたって繰り返し刺激を与えることで、より高いレベルの肌質改善が期待できます。

施術を受けられないケース 禁忌事項

    • シルファームXは、肌の奥深くから改善を目指せる、非常に効果的な治療法です。しかし、すべての方が安全に施術を受けられるわけではありません。当院では、患者様の安全を最優先に考えておりますので、以下のような特定の健康状態や既往歴(きおうれき:これまでの病気の履歴)がある方には、施術をお断りさせていただく場合がございます。

      • 妊娠中または授乳中の方
        • 施術による母体やお子様への身体的な影響が、まだ十分に解明されていないため、安全を考慮し施術はお受けできません。
      • 心臓ペースメーカーや埋め込み型除細動器(じょさいどうき:不整脈を感知し、電気ショックで正常なリズムに戻す医療機器)を使用している方
        • シルファームXは高周波エネルギーを使用します。このエネルギーが体内の医療機器に誤作動や影響を与える可能性があるため、施術はできません。
      • 重度の糖尿病の方
        • 糖尿病により末梢循環(まっしょうじゅんかん:手足の血流)が悪化している場合、施術による針穴の傷の治りが遅くなったり、感染症のリスクが高まったりすることがあります。そのため、医師が慎重に判断し、施術が不適と判断する場合があります。
      • 施術部位に活動性の皮膚疾患がある方
        • ヘルペスの活動期や、アトピー性皮膚炎などが施術部位にある場合、症状の悪化や感染のリスクが高まります。これらの症状が落ち着いてからの施術をお勧めします。
      • ケロイド体質の方
        • 傷が治る過程で、皮膚が盛り上がって硬くなるケロイドができやすい体質の方は、針の刺激によってケロイドが生じるリスクがあります。医師による慎重な診察が必要です。
      • 金属アレルギーのある方
        • シルファームXのマイクロニードルには金属が使用されています。金属アレルギーをお持ちの方は、針に反応して皮膚炎を引き起こす可能性があります。
      • 施術部位に金の糸などの金属が挿入されている方
        • 挿入されている金属が高周波エネルギーによって発熱し、火傷(やけど)などの合併症を引き起こすリスクがあるため、施術はできません。
      • 内服薬について
        • 抗凝固剤(こうぎょうこざい:血液をサラサラにする薬)を服用している方は、施術中の内出血のリスクが高まります。事前に医師にご相談ください。

      これらの項目に当てはまる場合でも、個々の状態によって施術の可否は異なります。まずは当院の医師にご相談ください。皮膚科専門医として、患者様の肌と全身の健康状態を総合的に判断し、最適なアドバイスをさせていただきます。

まとめ

    • 年齢とともに増えるシミや肝斑、毛穴、小じわなど、肌の悩みに諦めていませんか?シルファームXは、マイクロニードルと高周波エネルギーで肌の奥深くからアプローチし、肌質改善を目指せる新しい美容医療です。特に、治療が難しかった肝斑や赤ら顔にも効果が期待できますよ。

      肌のハリや弾力を取り戻し、毛穴が引き締まることで、まるで陶器のようななめらかで美しい肌へと生まれ変わるお手伝いをします。一時的な改善ではなく、肌本来の力を引き出し、健康的でトラブルの少ない肌環境へと導くのがシルファームXの大きな強みです。

      もし「理想の陶器肌を手に入れたい」と少しでも思われたなら、ぜひ一度当院へいらっしゃってください。皮膚科専門医があなたの肌状態を丁寧に診断し、最適な治療プランをご提案いたします。新しい自分に出会う一歩を、一緒に踏み出してみませんか?

きぼクリ式"シミ"治療

シミ治療で特に活躍している3種のデバイス

ルビーフラクショナルレーザー

ルビーレーザーのスポット照射を、ドット状(点状)にこまかく打つことで、色素沈着の出現を軽減。スポット照射ではむずかしかった、顔全体への照射が可能になりました。しかし、肝斑がある方は悪化するため、照射できません。

レーザーフェイシャル

シミ取りに特化したレーザーではありませんが、脱毛やホクロをうすくする効果もあり、継続することで徐々に顔全体がきれいになるので、”美顔レーザー”ともよばれています。ダウンタイムがほぼない点もよいです。

シルファームX

肝斑やくすみ治療で中心となる機械です。肝斑は、シミ治療の中でも特に治療が難しく、肝斑の上にシミがのっている場合などに、活躍してくれます。

参考文献

  • Bartholomeusz J, Herberger K, Nguyen L, Schneider SW. Histological and clinical dose-response analysis of radiofrequency microneedling treatment for skin rejuvenation.

追加情報

タイトル: Histological and clinical dose-response analysis of radiofrequency microneedling treatment for skin rejuvenation 著者: James Bartholomeusz, Katharina Herberger, Lynhda Nguyen et al., Stefan W Schneider

概要:

  • 本研究は、皮膚のたるみやしわの治療に一般的に使用される高周波マイクロニードリング(RFMN)において、適用される針あたりのエネルギー(EPN)および総エネルギーが、その組織学的および臨床的な体積効果にどのように相関するかを分析することを目的とした。
  • 組織学的調査では、ex vivoブタ皮膚をRFMNシステムで処理し、EPNと凝固体積の間に強い正の相関があることを明らかにした (r = 0.976; p < 0.005)。
  • 臨床調査では、30名の患者の下顔面および顎下領域の治療について、三次元分析を用いて総適用エネルギーと絶対的な体積変化の間に強いロジスティック相関があることを示した (r = 0.676; p < 0.001)。
  • また、セッション数と体積変化の間にも正の関連が認められた。
  • これらの知見は、RFMN治療における適用エネルギーが組織学的および臨床的結果に非常に強く影響することを示唆しており、凝固体積を指標として用いることで、個々の患者に合わせた治療計画の調整が可能になる。

要点:

  • RFMN治療において、針あたりのエネルギー(EPN)と組織の凝固体積の間に非常に強い正の相関が確認された (r = 0.976)。
  • RFMN治療における総適用エネルギーと臨床的な体積変化の間に強いロジスティック相関が認められた (r = 0.676)。
  • 治療セッション数と体積変化の間にも正の関連があることが示された。
  • 本研究結果は、適用されるエネルギーがRFMNの組織学的および臨床的アウトカムに直接的かつ強く影響することを示している。
  • 凝固体積をRFMN治療の新たな指標とすることで、医師は患者個々のニーズに合わせて治療計画を最適化できる。

関連キーワード: Coagulation volume, Collagen coagulation, Insulated, Radiofrequency microneedling, Skin rejuvenation

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