蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹(じんましん)
「突然の激しいかゆみとミミズばれ…これって何?」と不安になっていませんか?
蕁麻疹は非常に多くの方が経験する皮膚のトラブルですが、その症状が突然現れると、驚きや不安を感じる方も少なくありません。
特に、原因がわからず繰り返す蕁麻疹は、日常生活に大きな影響を与えることもあります。
原因や治療について解説します。
体にミミズばれのような赤みがおき、まぶたや唇が腫れることもあります。
湿疹と違い、赤みがでたり引いたりの変化が激しいのが特徴です。
花粉症などでも使用される、抗ヒスタミン薬というアレルギーを止めるのみ薬で治療を開始します。
じんましんの強さをみながら、抗ヒスタミン薬の量や種類を調整します。
それでも、じんましんがコントロールできない場合は、難治性の蕁麻疹にも対応|新しい治療法「ゾレア®」
一般的な抗ヒスタミン薬では症状が抑えられない難治性の慢性蕁麻疹には、抗IgE抗体製剤である”ゾレア®”による治療が有効な場合があります。
月に1回の注射で、これまで改善が難しかった蕁麻疹の症状をコントロールし、患者さんの生活の質(QOL)向上を目指します。
アナフィラキシーの既往がある方には、エピペンの処方が可能です。
岩倉市はもちろん、北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市にお住まいで、原因不明の蕁麻疹や、アナフィラキシー対策のエピペン処方についてお悩みの方は、どうぞお気軽に当院にご相談ください。


よくある質問
Q. 「湿疹」と「じんましん」はどう違いますか?
どちらも皮膚の赤みですが、最も大きな違いは症状の持続時間です。
じんましん:皮膚が赤く、蚊に刺されたように盛り上がり、強いかゆみを伴います。症状は数時間から遅くとも24時間以内に跡形もなく消えるのが特徴です。
湿疹(皮膚炎):赤み、ブツブツ、かゆみに加えて、皮膚のガサガサやジュクジュク、小さな水ぶくれなどが数日〜数週間、症状が続きます。
簡単に言うと、「短期間で消えるか、長期間続くか」で見分けることができます。
Q. じんましんの原因は何ですか?
じんましんの原因は多岐にわたります。特定の食べ物や薬剤、物理的な刺激(寒冷、温熱、圧迫など)、疲労、ストレスなどが挙げられます。しかし、約8割は原因がない「特発性じんましん」とされます。特に毎日じんましんが繰り返す場合は、原因がないじんましんの場合が多いです。原因がない場合でも、適切な治療で症状をコントロールすることが可能です。
Q. 治療はどのくらいの期間かかりますか?
治療期間は症状のタイプによって異なります。数日で治まる急性じんましんもあれば、症状が6週間以上続く慢性じんましんもあります。慢性じんましんの場合は、再発を防ぐために、症状が治まっても数ヶ月間は治療を続けることが推奨されます。
Q. じんましんの治療法にはどのようなものがありますか?
じんましんの治療は、主に抗ヒスタミン薬の内服が基本となります。これにより、かゆみや膨らみを引き起こすヒスタミンの働きを抑えます。症状が強い場合は、ステロイド薬の短期間使用や、必要に応じて生物学的製剤などの新しい治療法も検討します。
Q. 子供でも治療できますか?
はい、可能です。生後半年から使用可能な飲み薬があります。
Q. じんましんが出た時、自分でできる対処法はありますか?
じんましんの症状を和らげるには、患部を冷やすことが有効です。また、締め付けのきつい服や刺激の強い食べ物、過度なストレスや疲労を避けることも大切です。ただし、症状が繰り返し出る場合や、息苦しさなどの全身症状を伴う場合は、早急に医療機関を受診してください。
