岩倉きぼうクリニック

水いぼ(伝染性軟属腫)

  1. Home
  2. >
  3. 一般皮膚科
  4. >
  5. 水いぼ(伝染性軟属腫)

お子様の皮膚のお悩みを持つご家族の方へ

水いぼは、正式には「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」と呼ばれる、ウイルスによる皮膚の感染症です。主に乳幼児〜小児に多くみられ、皮膚に小さな丸いイボができるのが特徴です。

多くの場合は自然に治る病気ですが、数が増えたり、かゆみが出たり、周囲にうつることもあるため、症状によっては皮膚科での治療が検討されます。

水いぼの症状

水いぼには次のような特徴があります。

  • 直径1〜5mm程度の小さなイボ

  • 表面がツルツルして光沢がある

  • 中央が少しくぼむことがある

  • 体幹、わき、腕、太ももなどに多い

いぼの中にはウイルスを含む内容物があり、掻いたりつぶれたりすると周囲に広がることがあります。

また、アトピー性皮膚炎や乾燥肌があるお子さんでは、数が増えやすいことがあります。

水いぼの原因

水いぼは伝染性軟属腫ウイルスによる感染症です。

主な感染経路は以下の通りです。

  • 水いぼのある皮膚との接触

  • タオルや衣類などの共有

  • ひっかき傷などの小さな傷から感染

また、いぼの内容物にウイルスが含まれているため、自分の体の別の場所に広がることもあります。

水いぼの写真

水いぼは自然に治る?

水いぼは、免疫がつくことで自然に消えることも多く、
半年〜1年程度で治ることが一般的です。
ただし、長い場合は数年続くこともあります。

そのため、

  • 数が少ない

  • かゆみがない

  • 広がっていない

このような場合は、経過観察となることもあります。

一方で、

  • 急に増えている

  • かゆみで掻いてしまう

  • 周囲に広がっている

このような場合は、治療を検討することがあります。

水いぼの治療

水いぼの治療としては、専用の器具でいぼを摘除する方法が一般的です。
いぼの中にはウイルスを含む内容物があり、摘除することで感染の拡大を防ぐことが期待できます。

水いぼは自然に治ることもありますが、数が増えてしまうと治療回数が増え、お子さんの負担も大きくなることがあります。

また、水いぼが炎症を起こして赤く腫れたり、掻き壊してしまうと、傷跡として皮膚に残ってしまうことがあります。
場合によっては、へこんだ跡や色素沈着が長く残ることもあります。

そのため当院では、水いぼの数が少ないうちに摘除することをおすすめする場合があります。
早めに治療を行うことで、広がるリスクや炎症による跡を防ぐことにつながります。

水いぼの予防

水いぼを広げないために、次のような点に注意しましょう。

  • 掻きむしらない

  • タオルや衣類の共有を避ける

  • 皮膚の乾燥を防ぐ

  • アトピー性皮膚炎がある場合はしっかり治療する

皮膚のバリア機能を保つことも重要です。

アトピーがあると水いぼがひろがりやすい

当院の水いぼ治療(痛みを軽減する工夫)

当院では、水いぼの処置を行う前に
ペンレステープ(局所麻酔テープ)を貼付しています。

ペンレステープは皮膚に貼るタイプの麻酔で、処置前に使用することで痛みを軽減することができます。

当院の水いぼ治療の流れ

  1. 診察で水いぼを確認

  2. 処置前にペンレステープを貼付

  3. 痛みをできるだけ軽減した状態で摘除

お子さんの不安や痛みをできるだけ減らし、安心して治療を受けていただけるよう配慮しています。

水いぼの治療に使用するペンレステープ

よくある質問(FAQ)

Q. 水いぼがあってもプールに入れますか?

基本的に、水いぼがあってもプールを禁止する必要はありません。
ただし、タオルやビート板の共有は避けるようにしましょう。

Q. 水いぼは自然に治りますか?

多くの場合、半年〜1年ほどで自然に治ることがあります。
ただし、数が増えたり広がることがあり、炎症を起こすと、傷跡として残る場合もあります。数が少ないうちに早めに皮膚科で相談することをオススメします。

Q. 水いぼは取ったほうがいいですか?

症状や年齢、キャラクターによって判断します。大きくなれば、自然と免疫で治ることが多いですが、炎症を起こすと、傷跡になることがあります。とれる範囲の数であれば、除去することをオススメすることが多いです。

Q. 水いぼの処置は痛いですか?

水いぼの摘除は痛みを伴うことがあります。

当院では処置前にペンレステープを使用し、痛みをできるだけ軽減したうえで治療を行っています。

Q. 水いぼはうつりますか?

はい、うつる可能性があります。

水いぼの内容物にウイルスが含まれており、皮膚接触や掻きむしりによって広がることがあります。

SUPERVISOR
監修者情報
岩倉きぼうクリニック院長
松原 章宏

経歴
2014年 名古屋市立大学医学部卒業
2016年 名古屋市立大学病院、江南厚生病院、知多厚生病院皮膚科に勤務
2022年 名古屋市立大学病院 皮膚科 医局長・助教
2023年 咲くらクリニック、大手美容皮膚科、ニキビ治療専門クリニック勤務
2024年 岩倉きぼうクリニック院長

専門医・認定医
日本皮膚科学会専門医
日本アレルギー学会専門医
がん治療認定医

上部へスクロール