オムツかぶれ(オムツ皮膚炎) Home >オムツかぶれ オムツ皮膚炎でお悩みの方へ 赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。オムツ皮膚炎は、おむつを使っている赤ちゃんによく見られる皮膚の炎症です。何度も繰り返したり、真っ赤に腫れあがりキズになってしまうこともあります。オムツ皮膚炎は一見簡単なようにみえますが、治療は意外とむずかしい場合があります。当院では、おむつ皮膚炎の原因を特定し、適切な治療とご自宅でのケア方法について説明します。北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市でお悩みの方は、岩倉きぼうにご相談ください。 目次 1. オムツ皮膚炎とは?2. オムツ皮膚炎の原因 3. 当院での治療法4.ご自宅でできる予防とケア5.よくある質問(FAQ) おむつ皮膚炎とは? おむつ皮膚炎は、おむつが触れるおしりや太ももの内側、下腹部などにできる赤みやぶつぶつ、ただれなどの総称です。一般的に「おむつかぶれ」と呼ばれ、軽度なものから、皮膚がむけたり、ジュクジュクしたりする重度のものまであります。中には、キズとなり、細菌感染を合併することもまれにあります。 おむつ皮膚炎の原因 おむつ皮膚炎の主な原因は以下の3つです。蒸れと摩擦:おむつの中は、尿や便で湿度が高くなり、雑菌が繁殖しやすい状態です。また、おむつと肌の摩擦も刺激となります。便や尿の刺激:便や尿に含まれる成分が、肌を刺激して炎症を引き起こします。特に下痢をしている時は、強い刺激で症状が悪化しやすいです。カンジダ菌の増殖:皮膚の常在菌であるカンジダ菌が、おむつ内の高温多湿な環境で異常に増殖し、赤みや発疹を引き起こすことがあります。 当院での治療法 おむつ皮膚炎の治療では、原因に合わせた適切な外用薬を処方します。炎症を抑える:保湿剤やステロイド外用薬を処方し、炎症を鎮めます。一般に強いステロイドは使用しずらい場所ですが、皮膚科専門医が皮膚の状態に合わせてベストなものを選択します。カンジダ菌の治療:カンジダ菌が原因の場合は、抗真菌薬の軟膏を処方します。この場合、通常のステロイド剤では悪化する可能性があるため、適切な診断が重要です。 ご自宅でできる予防とケア ご自宅での日々のケアは、オムツ皮膚炎の予防と改善にとても重要です。おむつはこまめに交換する:尿や便の回数に関わらず、こまめにおむつを替え、肌を清潔に保ちましょう。やさしく洗ってしっかり乾かす:おしりを洗う際は、ゴシゴシこすらず、お湯でやさしく洗い流します。その後、水分をしっかり拭き取ってから、新しいおむつをつけましょう。 オムツかぶれのよくある質問(FAQ) Q どのくらいで治りますか? A 軽度のおむつ皮膚炎であれば、適切なケアと治療で数日~1週間程度で改善することが多いです。しかし、真っ赤に腫れあがっていたり、キズになっていると時間がかかる場合もあります。 Q 病院へ行く目安は? A 以下のような場合は、早めの受診をおすすめします。ご自宅でのケアで改善が見られない赤みがひどく、ただれているぶつぶつがひどく、かゆがっている お気軽にご相談くださいお子さまのお肌のトラブルは、ご家族にとっても心配なものです。 おむつ皮膚炎かな?と思ったら、一人で悩まずに、お気軽にご相談ください。 お子さまの症状に合わせた適切なアドバイスをさせていただきます。 SUPERVISOR 監修者情報 岩倉きぼうクリニック院長 松原 章宏 詳しく見る