岩倉きぼうクリニック

水虫(白癬)

水虫は治らないと思っていませんか?

「水虫かな?」と思ったら、まずは自己判断せずに皮膚科を受診することが大切です。水虫は市販薬でも治せる場合がありますが、症状によっては専門的な治療が必要になることも少なくありません。
依然は治すのが難しかった、爪の水虫もかなりなおせるようになってきました。

ここでは、水虫の基礎知識と効果的な治療法について解説します。
岩倉市のみに限らず、北名古屋、小牧、江南、一宮市周辺の、水虫で悩まれている方のお力になれれば嬉しいです。

水虫(足白癬・爪白癬)とは?

水虫は、カビの一種である「白癬菌(はくせんきん)」が皮膚の角質層に感染することで起こる病気です。
白癬菌は高温多湿な環境を好み、特に足の指の間や足の裏に感染しやすいのが特徴です。

水虫には、主に以下の2種類があります。
・足白癬(あしはくせん):いわゆる「足の水虫」です。かゆみやジュクジュクした水ぶくれ、皮膚の皮むけなどが主な症状です。

爪白癬(つめはくせん):爪に白癬菌が感染した状態です。爪が白く濁ったり、分厚くなったり、もろくなってボロボロと崩れたりします。かゆみなどの自覚症状がないことが多く、気づかないうちに悪化しているケースがよく見られます。

しかし足や爪の白癬を放置しておくと、体や頭部などにも感染することがあります。

当院症例)
他院でステロイド外用を行っていましたが、改善なく当院に受診されました。
輪っか状に赤みが広がっており、顕微鏡の検査で水虫と診断しました。

水虫が体に感染しています

当クリニックの治療方針

水虫の診断は、顕微鏡で白癬菌がいるかどうかを確認する「真菌検査」によって行います。
この検査で水虫であることが確定したら、症状に合わせた治療を開始します。

  • 足白癬の治療:主に塗り薬を使用します。かゆみや症状が治まったからといって自己判断で治療をやめると、完治せず再発する原因となります。数か月で完治するのでご安心ください。

  • 爪白癬の治療:爪白癬は爪の奥に白癬菌が潜んでいるため、塗り薬だけでは治りにくい場合があります。
    このため、塗り薬よりも、飲み薬(内服薬)による治療を行う場合もあります。
    飲み薬は肝障害などの副作用もあるので、年齢なども考慮し治療を決定していきます。

爪水虫の治療について

外用薬

最近では、爪の奥まで薬剤が浸透しやすいように開発された爪白癬専用の塗り薬が複数登場しています。
これらの薬は、マニキュアのように爪に直接塗って使用します。
周囲の正常な皮膚につくと”かぶれ”をおこすことがあります。
爪だけにぬって、皮膚についたらティッシュでふき取るようにしてください。

外用薬のメリット
飲み薬に比べ、体への負担(肝臓への影響など)が少ない。
・飲み合わせを気にする必要がない。

外用薬の注意点
内服薬に比べて効果が出るまでに時間がかかる場合があります。
・毎日、根気よく塗り続けることが大切です。
・爪が厚く、変形がひどい場合には、薬が浸透しにくく、効果が出にくいこともあります。

白癬の塗り薬のクレナフィン
内服薬

爪白癬の飲み薬は、体の中から白癬菌を攻撃する非常に効果的な治療法です。
主な内服薬には、テルビナフィンやネイリンなどがあります。

これらの薬は、飲み続けることで新しい健康な爪が生えてくるのを助け、徐々に白癬菌に感染した部分を押し出していきます。

内服薬治療の注意点
内服薬による治療は、肝臓に負担がかかる可能性があるため、定期的な血液検査で肝機能の状態を確認しながら進めます。
ほとんどの場合、大きな問題は起こりませんが、医師の指示に従い、安全に治療を進めることが重要です。

新しい健康な爪に完全に生え変わるまでには時間がかかります。
足の爪の場合、半年から1年ほどかかるのが一般的です。根気よく治療を続けることで完治を目指せます。

水虫の治療で使うテルビナフィンという内服薬
水虫の治療でつかうネイリンという内服薬です

自分でできるセルフケア

「水虫は一度かかると治らない」と誤解されがちですが、適切な治療とセルフケアを続ければ完治できます。

ご自宅でできるセルフケア

  • 足を清潔に保つ:毎日丁寧に足を洗い、指の間までしっかり拭いて乾燥させましょう。

  • 通気性の良い靴や靴下を選ぶ:蒸れやすい靴は避けましょう。靴下も指と指が密着しない、5本指の靴下がオススメです。

  • 家族への感染予防:スリッパやバスマット、足ふきマットなどを共用しないようにしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q

治療期間はどのくらいかかりますか?

A

症状や治療法によって異なります。足白癬は、通常1~3ヶ月程度の治療で完治することが多いです。一方、爪白癬は、新しい健康な爪に生え変わるまで治療が必要です。足の爪の場合、半年から1年ほどの長い期間がかかるのが一般的です。

Q

家族にうつることはありますか?

A

白癬菌は、スリッパやバスマット、足ふきマットなどを共用することで家族にうつる可能性があります。感染を防ぐためには、足を清潔に保ち、共用するものは避けるなど、日頃から注意することが大切です。

カウンセリング・予約について

step1
web予約
順番予約(保険診療)」 からデジスマアプリの予約ページを開いていただき、「皮膚科順番予約」からご希望の日時でご予約ください。 ご予約は1週間前から可能です。
step2
ご来院

デジスマアプリから予約番号・枠内待ち人数が確認できます。予約時間となり、“枠内4人待ち”となるのを目安にご来院ください。
順番が近づきますとアプリやメールに呼び出しの通知が届きますのでご確認ください。
予約について詳しくは「ご予約について」のページをご覧ください。

SUPERVISOR
監修者情報
岩倉きぼうクリニック院長
松原 章宏
院長 松原章宏
アクセス 愛知県岩倉市大地新町1丁目76
岩倉駅から徒歩9分、駐車場完備。
ドラッグユタカ岩倉店様すぐ横。
アピタパワー岩倉店様の近くです。
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