岩倉きぼうクリニック

顔のイボ(老人性イボ)

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顔のイボ(老人性イボ)を解消する

鏡を見るたびに気になる、顔にできたポツッとしたイボ。「年齢のせいだから」と諦めたり、自分で取ってしまおうと考えたりしていませんか?しかし、その自己判断が、取り返しのつかない傷跡や、重大な病気の見逃しにつながるかもしれません。

顔にできるイボには、ウイルスが原因でうつるものから、加齢や紫外線によるものまで様々です。ある研究では顔のできものの約80~85%は良性と報告されていますが、ごく稀に悪性の皮膚がんが隠れている可能性もゼロではありません。

危険なイボの見分け方から、傷跡を残さずキレイに解消する最新の治療法まで、皮膚科専門医が解説します。自己判断で後悔する前に、まずは正しい知識を身につけ、あなたに最適な解決策を見つけてください。

顔のイボは、老人性イボのことが多い。

老人性いぼの3つの特徴と原因|シミや皮膚がんとの見分け方

顔や首、体にいつの間にかできた茶色いイボ。「これは何だろう?」「悪い病気だったらどうしよう」と、鏡を見るたびに不安に感じていませんか。

そのイボの正体は、多くの場合「老人性いぼ」かもしれません。 これは皮膚科の診療において、非常に多く見られる良性の皮膚腫瘍です。 そのため、ほとんどのケースで過度な心配は必要ありません。

老人性いぼの原因や特徴、そして気になるシミや皮膚がんとの見分け方を詳しく説明します。 ご自身の症状と見比べながら、まずは正しい知識を身につけていきましょう。

正式名称は脂漏性角化症!加齢と紫外線が主な原因

一般的に「老人性いぼ」と呼ばれますが、医学的な正式名称は「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」です。 皮膚にできる良性の腫瘍の中では、最もありふれたものの一つです。

「老人性」という名前から高齢者の病気と思われがちです。 しかし、早い方では20代や30代から見られ、年齢とともに誰にでもできる可能性があります。 80歳以上になると、ほとんどの方に認められるほど一般的な皮膚の変化です。

脂漏性角化症ができる主な原因は、主に以下の3つと考えられています。

  • 加齢
     年齢を重ねると、皮膚の細胞が新しく生まれ変わる周期(ターンオーバー)が乱れがちになります。これにより、表皮の細胞が部分的に過剰に増殖し、いぼとなって盛り上がります。
  • 紫外線
     若い頃から長年にわたって浴び続けてきた紫外線のダメージが皮膚に蓄積します。このダメージが皮膚細胞の遺伝子に傷をつけ、細胞の異常な増殖を引き起こす原因となります。
  • 遺伝的要因
     体質的に脂漏性角化症ができやすい方もいることが分かっています。

重要な点として、このいぼはウイルスが原因ではありません。 そのため、他の人にうつったり、体の他の部位に広がったりする心配は不要です。 また、最初は平坦なシミ(老人性色素斑)だったものが、加齢とともに盛り上がり、脂漏性角化症へと変化していくケースもよく見られます。

顔のいぼは老人性いぼのことが多い

見た目の特徴(色・形・大きさ)とできやすい場所(顔・首・頭)

脂漏性角化症は、一つひとつ見た目が異なる、非常に多彩な表情を持つのが特徴です。 ご自身のいぼが当てはまるか、以下のポイントを確認してみてください。


  •  肌色に近い淡いものから、薄茶色、こげ茶色、黒色まで様々です。
  • 形・表面
     ほとんど盛り上がりのない平坦なものから、ザラザラと隆起するもの、時にはカリフラワーのように大きく盛り上がるものまであります。表面を触ると、カサカサ、ザラザラしていることが多く、少し油っぽい感触があることも特徴です。
  • 大きさ
     直径数mm程度の小さなものから、数cm以上の大きさになることもあります。

【できやすい場所】 脂漏性角化症は、皮脂の分泌が多い場所にできやすい傾向があります。 特に長年、紫外線にさらされてきた場所に多く見られます。

  • 紫外線が当たりやすい場所
     顔(こめかみ、頬)、頭皮、首、デコルテ(胸元)、背中の上部、手の甲など。
  • 紫外線が当たりにくい場所
     脇の下、腹部、太ももの付け根など、衣類で覆われている部分にも発生します。

ただし、手のひらと足の裏にできることはありません。 通常はかゆみや痛みなどの症状はありませんが、衣類でこすれるなどして炎症を起こすと、赤みやかゆみを生じることがあります。

ほくろやシミ、ウイルス性いぼとの違い

皮膚にできる茶色や黒のできものは、脂漏性角化症以外にも複数あります。 ここでは、特に見間違いやすい「シミ」「ほくろ」「ウイルス性いぼ」との違いを解説します。 自己判断は難しいため、あくまで参考情報としてご覧ください。

種類 主な原因 見た目の特徴
老人性いぼ (脂漏性角化症)
シミ (老人性色素斑)
ほくろ (色素性母斑)
ウイルス性いぼ (尋常性疣贅)

最も大きな違いは、ウイルス性いぼには感染性があるという点です。 ウイルス性いぼは、皮膚の小さな傷からウイルスが侵入して発生します。 放置すると、ご自身の体の他の部位や、ご家族など他の人にうつしてしまう可能性があります。

一方で、老人性いぼやシミ、ほくろは感染しません。 見た目だけでの正確な判断は困難なため、皮膚科での診断が非常に重要です。

放置は危険?皮膚がん(悪性腫瘍)との鑑別ポイント

顔のできものを見つけたとき、最も心配なのは「がんではないか」ということでしょう。ある研究では、精密検査が必要と判断されたまぶたのできもののうち、約80~85%は良性であったと報告されています。

しかし、ごくまれに皮膚がんの初期症状である可能性もあるため、良性と悪性を正確に見分けることは極めて重要です。私たち専門医は、形や色だけでなく、いつからあるか、大きさに変化はあるか、痛みやかゆみはあるかなどを詳しくお聞きし、ダーモスコピーという特殊な拡大鏡で注意深く観察して診断します。

ご自身でチェックする際のポイントを知っておくことも大切です。

【悪性腫瘍を疑うチェックリスト】

  • 形: 左右非対称な形をしている
  • 境界: 縁がギザギザしていて、周囲の皮膚との境目がはっきりしない
  • 色: 色の濃淡が混じり、均一でない(まだら模様)
  • 大きさ: 直径が6mm以上ある、または急に大きくなってきた
  • 変化: 形や色、盛り上がり具合が変化してきた
  • その他: 出血しやすい、かさぶたができては剥がれることを繰り返す

これらのサインが一つでも当てはまる場合は、自己判断で放置せず、必ず皮膚科を受診してください。診察の結果、診断を確定するために皮膚の一部を採取して調べる「皮膚生検」という検査が必要になることもあります。

顔のイボの、悪性腫瘍との鑑別ポイント

顔のいぼ(脂漏性角化症)の治療:2つの選択肢

顔にできたイボは、見た目が気になるだけでなく、「悪いものではないか」というご不安にもつながるかと思います。しかし、専門医による適切な治療を受ければ、きれいに取り除くことが可能です。

顔のイボ治療には、保険が適用されるものから、傷跡が残りにくい美容的な治療まで、さまざまな選択肢があります。ここで最も重要なのは、治療の前に皮膚科専門医がイボの種類を正確に診断することです。

良性のイボと、ごくまれに存在する悪性の可能性がある皮膚腫瘍とをきちんと見分けることが、適切な治療方針を決めるための最初の、そして最も重要な一歩となります。

当院では、液体窒素による凍結療法(保険適応)、レーザー治療による切除(自費診療)を行っています。

治療法1:液体窒素療法(保険診療)

液体窒素でいぼを凍結させ、壊死させることで除去する治療法です。

【メリット】

  • 費用の負担が少ない
     ウイルス性イボの場合、健康保険が適用されるため自己負担額を抑えられます。
  • 多くの皮膚科で受けられる
     特別な大掛かりな設備が不要なため、広く普及している治療法です。

【デメリット】

  • 治療中の痛みが強い
     凍結させる際に、チクチクとした鋭い痛みを感じることがあります。
  • 複数回の通院が必要
     多くの場合、1回の治療では完治せず、1〜2週間に1回のペースで何度か通院が必要です。
  • 色素沈着のリスク
     治療後に水ぶくれや血豆ができたり、炎症後の色素沈着(シミのような跡)が残ったりする可能性があります。

顔の皮膚は他の部位に比べて薄くデリケートなため、特に色素沈着のリスクを考慮する必要があります。
そのため、顔のイボが多発している方に対しては、他の治療法を優先的に検討する場合も少なくありません。

治療法2:CO2レーザーによる「いぼとりコース」

当院では、老人性いぼの治療にCO2レーザー「UAL3000DP」を使用しています。

このレーザー治療の最大の特長は、ウルトラパルスモードです。
熱による周辺組織へのダメージを最小限に抑えながら、いぼの組織だけを正確に蒸散させることが可能な点です。

  • 【メリット】

    • 周囲の皮膚へのダメージが少ない
       イボの組織だけをピンポイントで狙えるため、正常な皮膚への熱影響を最小限に抑えられます。
    • 出血がほとんどない
       レーザーの熱作用により、血管を瞬時に焼き固めながら切除するため、出血はほぼありません。
    • 傷跡が残りにくい
       メスを使わないため傷の治りが比較的早く、きれいに仕上がりやすいのが大きな特徴です。
    • 治療が1回で完了することが多い
       ほとんどの場合、1回の治療でイボを取り除くことが可能です。

    【デメリット】

    • 自費診療となる
       美容目的の治療と見なされるため、健康保険は適用されません。

当院の「いぼとりコース」は、いぼの大きさや数に関わらず、1分単位で料金を設定しており、安心して治療に臨んでいただけます。

シミ取りに使うCo2レーザー

治療法ごとの費用・痛み・ダウンタイムの比較

どの治療法を選ぶか検討する上で、費用や痛み、治療後の経過は重要な判断材料になります。ここでは、ご紹介した2つの代表的な治療法を比較しました。

項目 液体窒素凍結療法 炭酸ガス(CO2)レーザー
主な対象
保険適用
費用目安
痛み
ダウンタイム
治療期間
仕上がり

イボ取り放題の料金表

【注意事項】
いぼとり放題では、ぬり薬の麻酔を使用することが多いです。
1~2週間ほどでかさぶたがとれ、グレーがかった色素沈着となり、その後キレイな皮膚となってくることが多いです。

脂漏性角化症、いぼ取り症例

脂漏性角化症、いぼとり前の症例写真
脂漏性角化症、いぼとり後の症例写真

料金
顔全体13分実施:4200円/分×13分+4200円
(いぼ取り放題1分の料金×施術にかかった分数+サービス料1分別)
※別途必要に応じて診察料、麻酔・軟膏・ガーゼ・被覆材代がかかる場合がございます
※3分以上からの施術となります
※サービス料で1分いただきます。
治療後
1~2週間ほどでかさぶたがとれ、グレーがかった色素沈着となり、その後キレイな皮膚となってくることが多いです。
治療に伴うリスク
赤み、色素沈着、色素脱失、瘢痕、化膿

平日料金 土曜料金
いぼ取り放題1分
¥4,800
¥5,000

※3分以上からの施術となります
※サービス料で1分いただきます。
※別途必要に応じて軟膏・ガーゼ・被覆材の購入が必要です。

自分のイボに最適な治療法の選び方

「どの治療法が自分に合っているのだろう?」と迷われるのは当然のことです。最適な治療法は、イボの種類、大きさ、場所、そして患者様ご自身が何を優先するかによって決まります。

【治療法を選ぶ際のチェックポイント】

  1. イボの種類は何か?(最も重要)
     まずは皮膚科専門医による正確な診断が不可欠です。ウイルス性か加齢によるものかで、治療の選択肢が大きく変わります。
  2. 何を最も重視するか?
     「費用を抑えたい」「通院回数を少なくしたい」「傷跡をできるだけきれいに治したい」など、ご自身の希望を医師にお伝えください。
  3. ダウンタイムは許容できるか?
     治療後に赤みが続く期間などを考慮し、ご自身の仕事や生活スタイルに合った方法を選びましょう。

顔のできものは、そのほとんどが良性です。ある研究では、精密検査が必要と判断されたできもののうち、約80~85%は良性であったと報告されています。しかし、万が一の可能性を見逃さないためにも、自己判断は禁物です。

市販薬で対処したり、自分で取ろうとしたりせず、まずは専門医にご相談ください。当院では、ダーモスコピーという特殊な拡大鏡を用いた丁寧な診察で、患者様一人ひとりのイボの状態を的確に診断します。その上で、ご希望を詳しく伺いながら最適な治療計画をご提案いたします。

岩倉市はもちろん、北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市からもアクセスしやすい場所にございますので、顔のイボでお悩みの方はお気軽にご来院ください。

市販薬(ヨクイニンなど)の効果と自己処理のリスク

顔のイボを自分で治そうと考える方もいるかもしれませんが、自己判断による対処は大きなリスクを伴います。

市販薬には、ハトムギの種子から作られた生薬「ヨクイニン」を主成分とする内服薬があります。ヨクイニンは、肌のターンオーバーを整え、免疫に働きかけることで、ウイルス性イボに穏やかな効果が期待できますが、効果を実感するには時間がかかります。

一方、液体窒素のように凍らせるタイプや、サリチル酸で皮膚を溶かすタイプの市販薬は、主に手足の硬いイボを対象としています。皮膚が薄くデリケートな顔への使用は、炎症やかぶれ、傷跡の原因になるため推奨されません。

【絶対にやってはいけない自己処理】

  • ハサミや爪切りで切る
  • 針でつつく、無理に剥がす
  • お灸や線香で焼く

これらの行為は、以下のような深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。

  • 細菌感染
     傷口から細菌が入り、赤く腫れたり膿んだりすることがあります。
  • 傷跡が残る
     皮膚の深い層まで傷つけると、ケロイドや色素沈着として跡が残ります。
  • ウイルスの拡散
     ウイルス性イボの場合、ウイルスを周囲に広げ、イボを増やしてしまいます。
  • 悪性腫瘍の見逃し
     万が一、できものが悪性だった場合、発見が遅れてしまう最も危険なリスクです。

顔のイボは、その種類を正確に診断し、適切な治療を選択することが、きれいに治すための最も重要なステップです。気になるイボがあれば、まずは当院のような皮膚科専門医にご相談ください。岩倉市だけでなく、北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市からもアクセスしやすい立地にございますので、お気軽にご来院ください。

治療後の経過と再発させないための3つのポイント

顔のイボを治療した後、「本当にきれいに治るだろうか」「また同じ場所にできてしまわないか」といったご不安を感じる方は少なくありません。

治療の効果を最大限に引き出し、美しい肌を保つためには、治療後の過ごし方も重要になります。治療はイボを取り除いて終わり、ではありません。その後の丁寧なケアこそが、きれいでなめらかな肌への最後のステップです。

ここでは、治療後の一般的な経過と、イボを再発させないためにご自身でできる3つの大切なポイントについて、皮膚科専門医の視点から詳しく解説します。正しいケアで、治療後のダウンタイムを乗り越え、健やかな肌を目指しましょう。

治療後の赤み・かさぶた期間と正しいアフターケア

炭酸ガスレーザーや電気メスでイボを除去した場合、治療直後は皮膚の表面を薄く削った、すり傷のような状態になります。この期間のアフターケアが、傷跡をきれいに治すための鍵となります。

治療後の皮膚は、以下のステップで回復していきます。

  1. 保護期間(治療後~約10日間)
     治療部位は非常にデリケートなため、クリニックから処方された軟膏を塗りましょう。適度な潤いを保つことで、皮膚の再生をスムーズに促します。
  2. かさぶたの形成・脱落(治療後数日~約2週間)
     治療部位に薄いかさぶたができることがあります。これは傷が治る過程での自然な反応です。1〜2週間ほどで自然に剥がれ落ちます。
  3. 赤みの期間(かさぶた脱落後~数ヶ月)
     かさぶたが取れた後の皮膚は、新しく再生されたピンク色の状態です。この赤みは通常、数週間から3ヶ月ほどで徐々に薄くなり、最終的には周囲の肌色になじんでいきます。

この回復期間をトラブルなく過ごすために、以下の3つのポイントを必ず守るようにしてください。

  • 軟膏を正しく使う
     医師の指示がある期間(通常10日~2週間程度)は、軟膏をぬり続けてください。乾燥を防ぎ、皮膚の再生を助け、傷をきれいに治すための重要なケアです。
  • かさぶたを絶対に無理に剥がさない
     かさぶたは、下で新しい皮膚が作られている大切なサインです。気になっても無理に剥がすと、皮膚の再生が妨げられ、色素沈着や凹凸のある跡が残る原因になります。自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
  • 保湿を徹底する
     かさぶたが取れた後の肌は、バリア機能が未熟で非常に乾燥しやすい状態です。低刺激性の化粧水や乳液で十分に保湿し、肌の回復をサポートしてください。

イボの再発を防ぐ紫外線対策とスキンケア習慣

イボの再発を防ぐためには、イボができた原因に応じた対策が不可欠です。特に、加齢や長年の紫外線曝露が原因となる脂漏性角化症(老人性イボ)の予防には、紫外線対策が最も重要です。

また、治療後のデリケートな肌は、紫外線を浴びるとシミ(炎症後色素沈着)になりやすいため、その予防という点でも紫外線対策は欠かせません。

【紫外線対策チェックリスト】 新たなイボの発生と、治療後の色素沈着を防ぐために、以下の習慣を徹底しましょう。

  •  季節や天候にかかわらず、毎日日焼け止めを使用する(SPF30、PA++以上を推奨)
  •  屋外では2〜3時間おきに日焼け止めをこまめに塗り直す
  •  帽子、日傘、サングラスなどを活用し、物理的にも紫外線を遮断する
  •  紫外線の強い時間帯(午前10時〜午後2時)の長時間の外出はできるだけ避ける

【スキンケア・生活習慣のポイント】

  • 保湿ケアでバリア機能を高める
     肌が乾燥するとバリア機能が低下し、ウイルスが侵入しやすくなったり、外部からの刺激に弱くなったりします。洗顔後はすぐに保湿をしましょう。
  • 摩擦を避ける
     洗顔の際はよく泡立てて、肌をこすらず優しく洗いましょう。タオルで水分を拭き取るときも、押さえるように優しく触れるのがポイントです。
  • 免疫力を高く保つ
     ウイルス性のイボは、体の抵抗力が落ちているときに増えやすくなります。バランスの取れた食事、質の良い睡眠、ストレスをためない生活を送り、体の内側からもイボのできにくい状態を保ちましょう。

いつから可能?メイク・洗顔・入浴のタイミング

治療後の日常生活について、いつから何ができるのかは多くの方が気にされる点です。治療法や個人の回復力によって多少異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。ただし、自己判断せず、必ず担当医の指示に従ってください。

項目 タイミングの目安 注意点
洗顔
入浴
メイク
スキンケア

顔にできるイボの多くは良性ですが、適切な診断のもとで治療を行い、その後のアフターケアを正しく行うことが、きれいで健やかな肌への近道です。

まとめ

顔にできたイボは見た目が気になるだけでなく、「悪いものではないか」と不安になりますよね。 大切なのは、自己判断で市販薬を使ったり、自分で取ろうとしたりしないことです。 イボには様々な種類があり、ごくまれに悪性の可能性も隠れているため、まずは専門医による正確な診断が何よりも重要です。

適切な治療を受ければ、傷跡を最小限に抑え、きれいに取り除くことが可能です。 一人で悩まず、まずは気軽に皮膚科へ相談し、専門医と一緒に最適な治療法を見つけましょう。

参考文献

  1. Grabbe S, Barthelmann S, Großmann B, Schepler H, Butsch F, Lang BM, Stege H. Seborrheic keratosis.

追加情報

タイトル: Seborrheic keratosis 著者: Stephan Grabbe, Sara Barthelmann, Bernd Großmann, Hadrian Schepler, Florian Butsch, Berenice M Lang, Henner Stege 概要:

  • 脂漏性角化症(SK)は、臨床皮膚科診療で最も一般的な良性表皮腫瘍である。
  • 本レビューは、SKの臨床的・組織学的所見、疫学、病因、および治療に関する現在の知見をまとめている。
  • SKには臨床的および組織学的所見に基づいた異なるサブタイプが存在する。
  • 発症には、年齢、遺伝的素因、および紫外線暴露が寄与すると考えられている。
  • 診断は通常臨床的に行われるが、皮膚鏡検査や組織病理学的検査が用いられることもある。
  • 多くの患者は美容上の理由で病変の除去を希望するが、医学的適応はない。
  • 治療法には、外科的療法、レーザー療法、電気凝固術、冷凍療法があり、局所薬物療法は現在開発中である。
  • 治療は臨床像と患者の好みに応じて個別化されるべきである。

要点:

  • 脂漏性角化症(SK)は、臨床現場で最も一般的な良性表皮腫瘍である。
  • SKの発生には年齢、遺伝的素因、紫外線暴露が関与すると考えられている。
  • 診断は主に臨床的に行われ、治療は美容目的が主であり、患者の状況に応じた個別化が必要である。
  • 現在の治療選択肢として多様な除去法があり、局所薬物療法が開発中である。

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SUPERVISOR
監修者情報
岩倉きぼうクリニック院長
松原 章宏
院長 松原章宏
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