粉瘤(ふんりゅう) Home >一般皮膚科>粉瘤 粉瘤 脂肪腫 目次 1. 「それってニキビ?粉瘤かもしれません」2. 粉瘤とは?〜原因と症状3. 治療法 ・紡錘形切除 ・くりぬき法4. 岩倉きぼうクリニックでの粉瘤治療のメリット5. 当院の症例5. よくある質問(FAQ) 粉瘤(ふんりゅう)とは? 「これ、ニキビかな?」と放置していませんか?もしかしたら、それは粉瘤かもしれません。粉瘤(ふんりゅう)は、「おでき」や「できもの」と間違えられやすいですが、皮膚の下に袋状の組織ができ、中に皮脂や角質がたまることによってできる良性のしこりです。ニキビにも似ていますが、数か月しても改善しない場合は粉瘤を疑います。体のどの部位にも発生する可能性がありますが、特に顔や背中、首、胸などによく見られます。炎症が起きる前の治療が重要です 粉瘤が炎症を起こしてしまうと、痛みや腫れが強くなるだけでなく、炎症がおさまってからでないと根本的な手術ができません。そのため、なるべく早い段階でのご相談をお勧めしています。炎症を繰り返すと周囲と癒着し、手術も難しくなり、臀部などで巨大化するとまれにガンの発生母地となるので注意が必要です。 粉瘤の特徴 見た目:皮膚の表面にドーム状のしこりが現れます。中央に「へそ」とよばれる穴があると診断が確実なものになります。臭い:中の内容物が皮脂腺や汗腺から分泌されたものであるため、内容物を出すと独特なにおいがあります。炎症:放置しておくと、細菌が侵入して炎症や感染を起こし、赤く腫れあがり、痛みが生じ、膿もでてきます。 粉瘤の原因 粉瘤は、毛穴の出口が塞がることや皮膚の傷が原因となって発生します。体質や生活環境も影響する場合がありますが、明確な予防法は確立されていません。表皮や毛包漏斗部由来の上皮成分が真皮内に侵入することが原因です。それが増殖し、袋状となり、中に皮脂や角質がたまり大きくなります。体質や生活環境も影響する場合がありますが、明確な予防法は確立されていません。 治療方法 粉瘤の治療には、以下の方法があります。 紡錘形の切開 従来から広く行われてきた方法で、粉瘤を根本から取り除くための治療法です。再発率が低いです。 くりぬき法 再発の可能性が上がっても傷を小さく抑えたい場合に有効な治療法です。小さな穴から袋を取り出すため、袋状の組織が取り切れない場合があります。 当院での粉瘤治療のメリット ・皮膚科専門医のみならず、がん治療認定をもっている・超音波検査ができるので、粉瘤の状態に合わせた最適な治療を提案します。当院では、岩倉市近隣にお住まいの皆さまに安心してご来院いただけるよう、専門的な超音波検査で皮膚の中を詳細に観察し、正確な診断を行っています。北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市周辺にお住まいで、しこりやできものにお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。 当院の症例 症例1:紡錘形切除を選択しきれいに粉瘤を切除できました。 よくある質問 Q. 粉瘤は放置しておいても大丈夫ですか? 粉瘤は良性のしこりですが、放置すると感染を起こして炎症し、赤く腫れて痛みや膿を伴うことがあります。炎症を繰り返すと手術が難しくなる場合があるほか、まれに癌化する可能性も指摘されています。症状に気づいたら、早めに医療機関を受診することをおすすめします。 Q. 粉瘤は自分で潰したり、絞り出したりしてはいけませんか? ご自身で無理に潰したり、絞り出したりすると、細菌が入り込んで炎症が悪化したり、周囲の組織を傷つけてしまい、治療がより複雑になる可能性があります。また、一時的に中身が出ても、袋状の組織が残っている限り再発します。必ず専門医にご相談ください。 Q. 粉瘤は再発しますか? 粉瘤は、皮膚の深い部分にある袋状の組織を完全に取り除かない限り、再発する可能性があります。当院では再発のリスクを抑えるため、患者様の状態に合わせて最適な治療法をご提案します。 Q. 粉瘤の手術は痛いですか?傷跡は残りますか? 手術は局所麻酔を使用するため、術中の痛みはほとんどありません。傷跡については、治療法や粉瘤の大きさ、できた部位によって異なります。当院では患者様の負担を減らすため、傷跡が目立たないよう最大限配慮し、ご希望に応じて「くりぬき法」など可能です。 SUPERVISOR 監修者情報 岩倉きぼうクリニック院長 松原 章宏 詳しく見る