
2型糖尿病の治療やダイエットで注目される新しいお薬「マンジャロ」。優れた効果が期待できる一方、「吐き気はいつまで続くの?」「仕事に影響はない?」といった副作用への不安を感じるのは当然のことです。
例えば、国内の臨床試験では約5人に1人(20.4%)が吐き気を経験すると報告されています。しかし、ほとんどの副作用は治療初期の一時的なものであり、正しい知識と少しの工夫で乗り越えることが可能です。
この記事では、副作用の具体的な期間の目安から、ご自身で実践できる5つの対策までを詳しく解説します。不安を安心に変え、納得して治療の第一歩を踏み出すために、ぜひ最後までお役立てください。
マンジャロの主な効果と注意すべき3つの副作用
マンジャロは、2型糖尿病の治療や体重管理に用いられる新しいお薬です。 優れた効果が期待できる一方、副作用について不安を感じるのは当然のことです。 特に、仕事や日常生活にどの程度影響が出るのかは、気になる点でしょう。
安心して治療を始めるためには、まずお薬について正しく知ることが大切です。 ここでは、マンジャロの主な効果と、特に注意すべき3つの副作用について解説します。 その仕組みから具体的な症状まで、わかりやすくお伝えします。

血糖値の改善と体重減少のメカニズム
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、世界で初めて承認されたお薬です。 「GIP」と「GLP-1」という2種類のホルモンに同時に働きかける特徴があります。 これらは食事を摂ると小腸から分泌されるため「インクレチン」と呼ばれます。
インクレチンには、血糖値をコントロールする以下のような働きがあります。
- インスリン分泌の促進
食事により血糖値が上がると、すい臓に働きかけインスリン分泌を促します。
インスリンは血液中の糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げるホルモンです。 - グルカゴン分泌の抑制(GLP-1の働き)
血糖値を上げる作用を持つグルカゴンというホルモンの分泌を抑えます。 - 食欲の抑制(GLP-1の働き)
胃の動きを穏やかにして、満腹感を持続させます。
さらに脳の満腹中枢に直接作用し、自然に食欲を抑える効果もあります。
マンジャロは、これら2つのホルモンの働きを補い、相乗効果を生み出します。 その結果、優れた血糖改善効果と体重減少効果が期待できるのです。 実際に、若年層の2型糖尿病患者さんを対象とした海外の研究があります。 この研究では、マンジャロが血糖コントロールとBMI(肥満度指数)の両方を、 1年以上にわたって大きく改善させたと報告されています。
副作用① 吐き気・下痢・便秘などの消化器症状
マンジャロの副作用で最も多くみられるのが、消化器系の症状です。 吐き気や下痢、便秘などがこれにあたります。 これは、マンジャロが持つ胃の動きを緩やかにする作用などが原因です。
国内の臨床試験で報告された主な症状の頻度は以下のとおりです。
- 悪心(吐き気):20.4%
- 下痢:16.2%
- 嘔吐:9.1%
- 食欲減退:9.6%
- 便秘:2.5%
これらの症状は、治療の開始直後や、お薬の量を増やした時に出やすいです。 しかし、多くの場合、体が薬に慣れるにつれて自然に軽快していきます。 10代の患者さんを対象とした研究でも、副作用は軽度から中等度の胃腸症状でした。 そして、治療を続けるうちに時間とともに減少することが確認されています。 症状が辛い場合は、自己判断で中止せず、必ず医師に相談してください。
副作用② 注射部位の赤み・腫れ・しこり
マンジャロはご自身で皮下に注射するため、注射部位に皮膚症状が出ることがあります。 注射針による物理的な刺激や、薬液に対する体の反応によって起こります。 主な症状は、赤み、腫れ、かゆみ、痛み、内出血、しこり(硬結)などです。
これらの症状は一時的なもので、数時間から数日で自然に消えることがほとんどです。 しかし、症状を繰り返さないためには、適切なケアが重要になります。
<皮膚科専門医からのアドバイス>
- 注射部位を毎回変える
同じ場所に繰り返し注射すると、皮膚が硬くなる「しこり」ができやすくなります。
お腹、太もも、二の腕など、注射できる範囲で毎回少しずつ場所をずらしましょう。 - 清潔を保つ
注射前には、必ずアルコール綿で注射部位を消毒し、清潔な手で操作してください。
基本的なことですが、感染を防ぐために非常に重要です。 - 注射後は強く揉まない
注射した部位を強く揉むと、皮膚の下で内出血を起こす原因になります。
軽く押さえる程度にしましょう。
もし赤みや腫れが長引く、範囲が広がる、熱を持つなどの場合はご相談ください。 感染症の可能性も考えられるため、速やかな受診をおすすめします。
副作用③ 冷や汗や動悸などの低血糖症状
低血糖とは、血液中のブドウ糖(血糖)が少なくなりすぎた状態のことです。 マンジャロは、血糖値が高い時にだけインスリン分泌を促す仕組みを持っています。 そのため、マンジャロ単独の使用で重い低血糖を起こす可能性は低いとされます。
ただし、以下のような状況では低血糖のリスクが高まるため注意が必要です。
- 他の糖尿病治療薬(特にSU薬やインスリン製剤)を併用している
- 食事の量が極端に少ない、または食事を抜いた
- いつもより激しい運動をした
- 空腹時にアルコールを摂取した
低血糖が起こると、体にサインが現れます。 すぐに対処できるよう、初期症状を覚えておきましょう。
低血糖のサイン(初期症状) |
---|
□ 冷や汗が出る |
□ 動悸、胸がドキドキする |
□ 手指がふるえる |
□ 強い空腹感を感じる |
□ めまい、ふらつきがある |
これらの症状を感じたら、すぐにブドウ糖(10g程度)を摂取してください。 ブドウ糖を含むジュースやラムネなどでも構いません。 万が一に備えて、普段から持ち歩いておくと安心です。
当院では、副作用への不安を解消し、安心して治療を続けていただけるよう努めています。 注射部位のトラブルはもちろん、ダイエットに伴う肌荒れなどもご相談ください。 皮膚科専門医の視点から、きめ細やかにサポートいたします。 岩倉市だけでなく、北名古屋市、小牧市、一宮市からもアクセス良好です。 気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
よくある副作用の期間と自分でできる5つの対策
マンジャロによる治療を始めるにあたり、副作用への不安は当然のことです。 「吐き気はいつまで続くのだろう」「仕事に影響が出たらどうしよう」 特に、日常生活への影響を心配される方は少なくありません。
しかし、多くの副作用は一時的なものであり、ご自身でできる工夫があります。 工夫次第で、症状を和らげ、より快適に治療を続けることが可能です。 ここでは、副作用が続く期間の目安と、今日から実践できる対策を解説します。 これらの対策を知り、安心して治療に取り組むためのお守りにしてください。

副作用はいつからいつまで?症状が続く期間の目安
マンジャロの副作用で最も多い吐き気や下痢などの消化器症状。 これらの症状は、治療の開始直後や、お薬の量を増やした時に現れやすいです。 これは、体がお薬の効果に慣れていく過程で起こる一時的な反応と言えます。
具体的には、以下のような経過をたどることが一般的です。
- 症状が出やすい時期
注射をしてから1〜2日後や、お薬の量を増やしてから数日間です。
この期間は、お薬の血中濃度が上昇するため、症状を感じやすくなります。 - 症状が落ち着く時期
治療を続けると、お薬の血中濃度が安定し、体も薬に順応していきます。
多くの場合、数週間から1〜2ヶ月ほどで症状は自然に軽快します。
海外で10代の患者さんを対象に行われた研究でも、同様の結果が報告されています。 最も多かった有害事象は胃腸の症状でしたが、その多くは軽度から中等度でした。 そして、治療を続けるうちに時間とともに減少することが確認されています。
もちろん、症状の現れ方や期間には個人差があります。 しかし、ほとんどの場合は一過性だと知っておくことで、落ち着いて対処できます。
対策① 食事は少量ずつゆっくりと摂る
マンジャロには、胃の動きを緩やかにして満腹感を持続させる作用があります。 そのため、一度にたくさん食べると、胃もたれや吐き気の原因になりやすいです。 これを防ぐためには、食事の摂り方を少し工夫することがとても効果的です。
意識していただきたいポイントは以下の3つです。
- 食事を小分けにする
1回の食事量を腹八分目、あるいはそれよりも少なめにしましょう。
その分、食事の回数を増やす「分割食」を試してみてください。
「1日3食」にこだわらず、5〜6回に分けて食べると胃への負担が減ります。 - よく噛んで、時間をかける
早食いは胃に負担をかけるだけでなく、満腹感を得にくくさせます。
一口ごとに箸を置き、20〜30回程度よく噛むことを意識しましょう。
消化を助け、少量の食事でも満足感を得やすくなるという利点もあります。 - 「満腹」と感じたら無理しない
マンジャロの効果で、以前より少ない量で満腹感を得られるようになります。
「もったいない」と無理に食べ切らず、お腹が満たされたら食事を終えましょう。
対策② 消化の良い食べ物を選び脂っこい食事を避ける
食事の内容を見直すことも、消化器症状を和らげる上で非常に重要です。 特に、脂肪分の多い揚げ物や脂身の多い肉は、胃に長く留まります。 そのため、吐き気や胃もたれの原因となりやすいので注意が必要です。 副作用が気になる時期は、消化が良く、胃腸にやさしい食べ物を選びましょう。
おすすめの食べ物と避けたい食べ物の例
おすすめの食べ物(消化に良い) | 避けたほうが良い食べ物(消化に負担) | |
---|---|---|
主食 | おかゆ、雑炊、よく煮込んだうどん、食パン | 玄米、ラーメン、パスタ、食物繊維の多いパン |
タンパク質 | 鶏ささみ、鶏むね肉(皮なし)、白身魚、豆腐、卵料理 | 脂身の多い肉(バラ肉など)、揚げ物、加工肉 |
野菜 | 大根、かぶ、じゃがいも、にんじん(加熱調理) | ごぼう、きのこ類などの食物繊維が多い野菜、生野菜 |
その他 | ヨーグルト、プリン、バナナ、リンゴのすりおろし | ケーキなどの洋菓子、香辛料、炭酸飲料、アルコール |
調理法も「揚げる」「炒める」から「蒸す」「煮る」「茹でる」に変えましょう。 これだけでも、胃への負担を大きく減らすことができます。 栄養バランスを考えつつ、ご自身の体調に合わせて食事を選んでみてください。
対策③ 副作用が出にくい注射の打ち方と部位の選び方
マンジャロはご自身で注射をするお薬です。 正しい打ち方を習得することが、副作用の軽減と治療効果の維持につながります。 特に、注射部位の赤み、かゆみ、腫れ、しこりは打ち方の工夫で予防できます。
注射部位のポイント
- 毎回、注射する場所を変える(ローテーション)
同じ場所に繰り返し注射すると、皮膚が硬くなることがあります。
これは「リポハイパートロフィー(脂肪織硬結)」と呼ばれる状態です。
この状態になると、お薬の吸収が悪くなり、効果が不安定になる恐れがあります。
前回注射した場所から、指2〜3本分はずらして注射しましょう。 - 注射に適した部位
皮下脂肪が比較的厚い、以下の3つの部位が推奨されています。- お腹(腹部):おへその周り5cmを避けた、広く使いやすい部位です。
- 太もも(大腿部):前面や外側の、ご自身で皮膚をつまみやすい部分です。
- 腕(上腕):二の腕の後ろ側です。ご自身で打つのが難しい場合もあります。
- ローテーションの具体例
「右のお腹」→「左のお腹」→「右の太もも」→「左の太もも」のように、
注射する部位を順番に回していくと、皮膚への負担が分散されやすくなります。
カレンダーに打った場所をメモしておくと、忘れずにローテーションできます。
<皮膚科専門医からのアドバイス> 注射部位の皮膚を健康に保つことも、トラブル予防には欠かせません。 乾燥した皮膚は外部からの刺激に弱く、赤みやかゆみが出やすくなります。 日頃から保湿剤を塗り、皮膚のバリア機能を保つことをお勧めします。 特に注射をする可能性のあるお腹や太もも、腕は念入りにケアしましょう。
対策④ 症状が辛い時に医師へ相談するタイミング
ご自身で対策を行っても症状が改善しない場合は、決して我慢しないでください。 日常生活に支障をきたすほど辛い時は、早めに医師へ相談することが大切です。 副作用の程度に合わせて、お薬の量を調整することも可能です。 また、症状を和らげるお薬(吐き気止めや整腸剤など)を処方することもできます。
すぐに相談を検討すべき症状のチェックリスト
- □ 吐き気や嘔吐がひどく、水分や食事をほとんど受け付けない
- □ 激しい下痢が続き、脱水症状(強い喉の渇き、尿が少ない)がある
- □ 仕事や家事が手につかないほどの腹痛や不快感が続く
- □ 注射した場所の赤みや腫れが数日たっても引かず、熱や痛みを伴う
- □ これまでに経験したことのないような、持続する激しい腹痛や背中の痛みがある
(※急性膵炎など重大な副作用の可能性も考えられます)
これらの症状は、ご自身で判断せずに専門家のアドバイスを求めることが重要です。 当院では、患者様が安心して治療を続けられるよう、副作用への対応にも注力しています。 マンジャロ治療に関する不安やお困りごとがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
皮膚科専門医として、注射部位のスキントラブルにもきめ細やかに対応いたします。 岩倉市はもちろん、北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市からもアクセス良好です。 安心して治療の第一歩を踏み出せるよう、私たちがしっかりサポートします。
当院でのマンジャロ処方と安心して治療を続けるためのサポート体制
マンジャロによる治療を検討する際、多くの方が様々な不安を感じています。 「副作用はどの程度なのか」「自己注射は自分にできるだろうか」 「費用はどれくらいかかるのか」といった疑問を持つのは当然のことです。
当院では、お薬を処方するだけでなく、患者様が安心して治療を続けられるよう、 一人ひとりの不安や疑問に寄り添い、目標達成まで伴走する体制を整えています。 医師やスタッフが丁寧にカウンセリングを行い、ご納得いただいた上で治療を開始します。 どんな些細なことでも、まずはお気軽にご相談ください。

初診から処方までの流れと費用(自由診療)
当院でマンジャロの処方をご希望の場合、まずは医師による丁寧な診察が必要です。 安全に治療を進めるための、一般的な流れと費用の目安は以下のとおりです。
【初診から処方までの流れ】
- ご予約
まずはお電話またはウェブサイトから、「美容カウンセリング」から「メディカルダイエット/マンジャロ」をご予約ください。 - 問診・カウンセリング
現在の健康状態や服用中のお薬、アレルギーの有無などを詳しくお伺いします。
また、治療で達成したい目標や不安に思っていることも丁寧にお聞きします。 - 医師の診察
問診内容をもとに、医師がマンジャロ治療の適応があるかを医学的に判断します。
期待できる効果だけでなく、副作用などの注意点もしっかりご説明します。 - 検査(必要に応じて)
安全に治療を進めるため、血液検査で体の状態を確認することがあります。
肝機能や腎機能、膵臓の状態などを事前に把握することは非常に重要です。 - 説明と同意
マンジャロの効果、自己注射の方法、費用について詳しくご説明します。
看護師による注射手技の指導も行いますのでご安心ください。
すべての点にご納得いただけましたら、治療を開始します。
【費用の目安】

※上記は目安です。処方量や検査内容によって費用は変動します。 詳細は診察時にご説明いたしますので、ご不明な点はお尋ねください。
見逃してはいけない重大な副作用(急性膵炎・腸閉塞など)の初期症状
マンジャロは、多くの方に見られる副作用は一過性の消化器症状です。 若年層を対象とした臨床試験でも、その安全性は成人と同様であることが示唆されています。 しかし、ごく稀に、迅速な対応が必要な重大な副作用が起こる可能性はあります。 万が一に備え、ご自身やご家族が以下の初期症状を知っておくことが重要です。
【注意すべき初期症状のチェックリスト】
- 急性膵炎(きゅうせいすいえん)
- □ これまでに経験したことのない、持続する激しいお腹の痛み
- □ 痛みが背中にも広がる
- □ 吐き気や嘔吐が止まらない
- 腸閉塞(ちょうへいそく)
- □ 激しいお腹の痛みや、お腹がパンパンに張る感じ(腹部膨満感)
- □ 頑固な便秘や持続する吐き気、嘔吐
- □ 便やおならが全く出なくなる
- 胆嚢炎(たんのうえん)・胆石症
- □ 右の上腹部(みぞおちの右側)に強い痛みがある
- □ 発熱や悪寒(寒気)がする
- □ 皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)
- 重度の低血糖
- □ 意識が遠のく、朦朧(もうろう)とする
- □ 異常な言動をとる、ろれつが回らない
- □ けいれんを起こす
これらの症状が一つでも現れた場合は、直ちにマンジャロの使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。 夜間や休日であっても、ためらわずに救急外来を受診することがご自身の命を守ります。
ダイエット中の肌荒れやたるみを防ぐ美容皮膚科からのアドバイス
マンジャロによる体重減少は、健康面だけでなく美容面でも大きな喜びをもたらします。 しかし、急激な体重の変化は、肌のたるみや肌荒れなどの悩みにつながることがあります。 当院は皮膚科・美容皮膚科として、「健康的に美しく痩せる」ことを全力でサポートします。
【肌トラブルの主な原因】
- 栄養不足
食欲が抑えられることで、肌のハリを保つコラーゲンの材料となるタンパク質や、
肌の調子を整えるビタミン・ミネラルが不足しやすくなります。 - 急激な脂肪減少
皮膚の収縮スピードが脂肪の減少に追いつかず、ハリを失いたるみが生じます。
特にフェイスラインや首、二の腕などはたるみが目立ちやすい部位です。
【美容皮膚科医からのアドバイス】
- タンパク質を意識的に摂る
鶏むね肉、魚、大豆製品、卵などを毎食取り入れ、肌の材料を補いましょう。
プロテインの活用も効果的です。 - 保湿ケアを徹底する
体重減少中は肌が乾燥しやすいため、保湿が非常に重要です。
セラミドなど高保湿成分が豊富な製品で、顔だけでなく全身をケアしましょう。 - 紫外線対策を怠らない
紫外線は肌のハリを支えるコラーゲンを破壊し、たるみを加速させます。
季節や天候を問わず、日焼け止めを習慣にしてください。 - 適度な筋力トレーニング
筋肉は皮膚を内側から支える土台の役割を果たします。
軽い筋トレで筋肉量を維持し、たるみを予防しましょう。
当院では、たるみが気になる方にはザーフによるリフトアップ治療、 肌質を改善したい方にはピーリングなど、専門的な美容医療のご提案も可能です。 トータルであなたの「キレイ」を応援しますので、お気軽にご相談ください。
岩倉市や近隣(北名古屋市・小牧市・一宮市・江南市)からのアクセス
当院は岩倉市にありますが、近隣の市からもアクセスしやすい立地です。 マンジャロによる治療は、定期的な通院で効果や副作用を確認することが大切です。 通いやすさも、安心して治療を続けるための重要な要素となります。
【公共交通機関をご利用の場合】
- 最寄り駅
名鉄犬山線「岩倉駅」東口から徒歩約9分です。
【お車をご利用の場合】
- 駐車場
クリニック敷地内に19台分の専用駐車場を完備しております。
詳しいクリニックの場所は、ウェブサイトのアクセスページをご確認ください。 マンジャロ治療にご興味のある方、まずは話だけでも聞いてみたいという方は、 どうぞお気軽に当院のカウンセリングへお越しください。 ウェブサイトにてご予約をお待ちしております。
まとめ
今回は、マンジャロの主な副作用とその対策について詳しくご紹介しました。
新しいお薬を始めるにあたり、副作用への不安を感じるのは自然なことです。特に吐き気などの消化器症状は多くの方が経験しますが、そのほとんどは治療の初期に見られる一時的なものです。食事の工夫や注射の打ち方で症状を和らげることもできます。
何よりも大切なのは、正しい知識を持って冷静に対処し、自己判断で治療を中断しないことです。症状が辛い時や、いつもと違うと感じた時は、一人で悩まずに私たち専門家へご相談ください。安心して治療の第一歩を踏み出せるよう、しっかりサポートします。
参考文献
- Hannon TS, Chao LC, Barrientos-Pérez M, Pamidipati KC, Landó LF, Lee CJ, Patel H and Bergman BK. “Efficacy and safety of tirzepatide in children and adolescents with type 2 diabetes (SURPASS-PEDS): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial.” Lancet (London, England) 406, no. 10511 (2025): 1484-1496.
追加情報
[title]: Efficacy and safety of tirzepatide in children and adolescents with type 2 diabetes (SURPASS-PEDS): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial.
2型糖尿病の小児および青年におけるチルゼパチドの有効性と安全性(SURPASS-PEDS):無作為化二重盲検プラセボ対照第3相試験 【要約】
- 若年発症2型糖尿病に対する現在の治療選択肢は限られており、成人発症2型糖尿病に比べて血糖コントロール効果が低いことが示されている。本研究では、若年発症2型糖尿病におけるチルゼパチド(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチドおよびGLP-1受容体作動薬)の安全性と有効性をプラセボと比較して評価した。
- 第3相、二重盲検、プラセボ対照、多施設(39施設)、多国籍(8カ国)試験を30週間実施し、その後、すべての参加者がチルゼパチドを投与される22週間のオープンラベル延長試験を行った。メトホルミンおよび/または基礎インスリンで十分にコントロールされていない10歳から18歳未満の若年発症2型糖尿病患者を、チルゼパチド5mg、10mg、またはプラセボを皮下注射で投与する群に1:1:1で無作為に割り付けた。主要評価項目は、ベースラインから30週目までの糖化ヘモグロビン(HbA1c)の変化量であった。
- 2022年4月12日から2023年12月27日の間に、146人の参加者がスクリーニングされ、そのうち99人(女性60人 [61%]、男性39人 [39%]、平均年齢14.7歳 [SD 1.8]、平均ベースラインHbA1c 8.04% [1.23])が、チルゼパチド5mg(n=32)、チルゼパチド10mg(n=33)、またはプラセボ(n=34)に無作為に割り付けられた。30週目において、チルゼパチドはHbA1cの低下においてプラセボよりも優れており、チルゼパチド群では平均2.23%の低下、プラセボ群では0.05%の増加であった(推定治療差 -2.28%; 95% CI -2.87 to -1.69; p<0.0001)。血糖コントロール効果はチルゼパチド治療により52週間まで維持された。チルゼパチドはまた、BMIを有意に低下させ、5mg群で7.4%、10mg群で11.2%低下したのに対し、プラセボ群では30週目に0.4%の低下であった。
- チルゼパチド治療による最も一般的な有害事象は胃腸障害であり、すべて軽度から中等度であり、時間とともに減少した。チルゼパチド5mg群の2人(6%)が有害事象のために試験薬を中止した。チルゼパチドの安全性プロファイルは、成人で報告されているものと一致していた。研究期間中に死亡は報告されなかった。
- チルゼパチドは、プラセボと比較して血糖コントロールとBMIにおいて有意な改善を示した。これらの効果は1年以上持続した。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40975112[quote_source]: Hannon TS, Chao LC, Barrientos-Pérez M, Pamidipati KC, Landó LF, Lee CJ, Patel H and Bergman BK. “Efficacy and safety of tirzepatide in children and adolescents with type 2 diabetes (SURPASS-PEDS): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial.” Lancet (London, England) 406, no. 10511 (2025): 1484-1496.