
毎朝の面倒なヒゲ剃り、カミソリ負けによる肌荒れ、夕方になると目立つ青ヒゲ。多くの方が抱えるこれらの悩みは、実はあなたの貴重な時間を奪っているかもしれません。例えば、毎日のヒゲ剃りに5分費やすと、40年間で実に約50日間もの時間を失っている計算になります。
ヒゲ脱毛は、この膨大な時間を取り戻すだけでなく、肌トラブルを根本から解消し、清潔感を格段に向上させます。さらに、ビジネスやプライベートでの第一印象を良くし、将来「介護脱毛」として役立つという、まだあまり知られていない重要な側面も持っています。
この記事では、皮膚科専門医の視点から、ヒゲ脱毛がもたらす5つのメリットと、多くの方が抱える医療脱毛への疑問について、医学的根拠を交えながら詳しく解説します。あなたの肌と未来に、どのような変化が訪れるのか、ぜひご自身の状況と照らし合わせてみてください。
メンズ脱毛・ヒゲ脱毛がもたらす5つのメリット
「毎朝のヒゲ剃りが面倒で、少しでも長く寝ていたい」 「カミソリ負けで肌がヒリヒリする、赤くなってしまう」 「夕方になると青ヒゲが目立ってきて、疲れて見られる」
このように、ヒゲに関するお悩みをお持ちの方は非常に多いのではないでしょうか。 メンズ脱毛、特にヒゲ脱毛は、こうした日々のわずらわしさから解放されるだけではありません。 あなたの肌や第一印象、さらには将来の生活の質(QOL)にまで良い影響をもたらす、多くのメリットがあります。
ここでは、皮膚科専門医の視点から、ヒゲ脱毛がもたらす5つの大きなメリットについて、医学的な根拠を交えながら詳しく解説します。

毎日のヒゲ剃り時間からの解放と肌への負担軽減
毎日行うヒゲ剃りに、私たちはどれくらいの時間を費やしているのでしょうか。 例えば、1回のシェービングに5分かかるとします。 これを1年間続けると約30時間、20歳から60歳までの40年間では約1,216時間にもなります。 日数に換算すると、実に約50日間もの時間をヒゲ剃りに費やしている計算です。
ヒゲ脱毛を完了すれば、この膨大な時間を他の自己投資や趣味、家族と過ごす大切な時間にあてることができます。
また、皮膚科医として特に強調したいのが、肌への負担を根本からなくせる点です。 カミソリの刃は、ヒゲだけでなく肌表面の角質層も一緒に削り取ってしまいます。 角質層は、外部の刺激や乾燥から肌を守る「バリア機能」という大切な役割を担っています。
このバリア機能が日々のシェービングで損なわれると、肌は無防備な状態になり、以下のような肌トラブルを引き起こしやすくなります。
- 乾燥・肌荒れ
- 肌内部の水分が蒸発しやすくなり、カサつきや粉ふきが起こります。
- 赤み・かゆみ
- 外部からの刺激物質が侵入しやすくなり、炎症反応が起きます。
- 埋没毛(埋もれ毛)
- 剃毛で傷ついた皮膚が毛穴を塞ぎ、毛が皮膚の下で成長する状態です。
- 色素沈着
- 繰り返される刺激から肌を守ろうとしてメラニンが過剰に生成され、シミやくすみの原因となります。
医療脱毛によって自己処理の必要がなくなれば、こうした肌への物理的なダメージを根本から断ち切ることができます。 結果として、肌本来が持つバリア機能を正常に保ち、健やかな状態を維持しやすくなるのです。
青ヒゲやカミソリ負けの解消による清潔感アップ
青ヒゲは、剃っても皮膚の下に残っている毛が透けて見えることで発生します。 特に肌の色が白い方やヒゲが濃い方は目立ちやすく、不健康な印象や疲れた印象を与えてしまうことがあります。 医療レーザー脱毛は、毛根にある発毛組織(毛母細胞や毛乳頭)を破壊する治療です。 毛がなくなることで青ヒゲの根本的な原因を解消でき、肌のトーンが均一に見えるようになり、顔全体が明るい印象になります。
また、「カミソリ負け」も多くの方が悩む代表的な肌トラブルです。 これは医学的には「尋常性毛瘡(じんじょうせいもうそう)」とも呼ばれます。 シェービングによる目に見えない細かい傷から、皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌などが侵入し、毛穴が炎症を起こした状態です。
赤みやブツブツ、時には膿を持つこともあり、見た目にも影響します。 ヒゲ脱毛を行えば、カミソリを使う機会がなくなるため、カミソリ負けのリスクそのものがなくなります。 これにより、常に清潔で滑らかな肌を維持できるようになります。 青ヒゲやカミソリ負けによる肌の凹凸がなくなることで、清潔感が格段に向上し、相手に与える印象も大きく変わるでしょう。
ニキビや毛穴の黒ずみなど肌質の改善効果
ヒゲ脱毛は、ニキビや毛穴の悩みといった肌質の改善にも大きく貢献します。 ヒゲ剃りは、肌のバリア機能を低下させるだけでなく、ニキビの炎症を悪化させる原因にもなります。 カミソリの刃でニキビの頭を潰してしまったり、刃に付着した雑菌(アクネ菌など)を顔全体に広げたりするリスクがあるためです。
脱毛によって自己処理が不要になると、こうした物理的な刺激がなくなり、ニキビの予防・改善が期待できます。 さらに、ヒゲ脱毛には毛穴を目立ちにくくする効果もあります。
脱毛による肌質改善効果 | メカニズム |
---|---|
ニキビの改善・予防 | ・自己処理による物理的刺激がなくなる ・毛穴に皮脂や汚れが詰まりにくくなり、アクネ菌の繁殖を抑える ・肌のバリア機能が正常に保たれる |
毛穴の引き締め | 太い毛がなくなることで毛穴が自然と引き締まり、キメの整った肌に見える |
毛穴の黒ずみ解消 | 剃り残したヒゲの断面や、毛穴に詰まった皮脂の酸化による黒ずみが、毛がなくなることで解消される |
肌触りの改善 | ザラつきや凹凸がなくなり、触れたときに滑らかな肌触りになる |
このように、脱毛は単に毛をなくすという目的だけでなく、肌全体のコンディションを整える美肌治療の一環としても捉えることができます。
ビジネスやプライベートでの第一印象向上
人の第一印象は、出会ってからわずか数秒で決まるといわれ、その判断材料の多くは視覚情報に基づいています。 中でも顔は、相手の印象を大きく左右する重要なパーツです。 青ヒゲやカミソリ負けのない清潔感のある肌は、ビジネスシーンにおいて「自己管理ができている」「誠実である」といったポジティブな印象を与え、信頼関係の構築に役立ちます。
会議や商談の場で、夕方になっても清潔な見た目を保てることは、大きな自信につながるでしょう。 プライベートにおいても、そのメリットは計り知れません。 肌がきれいになることで自分に自信が持てるようになり、人とのコミュニケーションをより積極的に楽しめるようになります。
例えば、パートナーやお子さんと肌を寄せ合う際に、ヒゲのチクチクとした不快感を気にする必要がなくなります。 旅行やスポーツで汗をかいたときも、ヒゲがないことで拭き取りやすく、さっぱりとした快適さを保てます。 ヒゲ脱毛は見た目の印象をアップさせるだけでなく、生活の質(QOL)そのものを向上させる力を持っているのです。
将来を見据えた介護脱毛としての重要性
近年、「介護脱毛」という考え方が少しずつ広まっています。 これは、将来自分が介護される立場になったとき、介護者の負担を少しでも減らすために、あらかじめアンダーヘア(VIO)などを脱毛しておくというものです。 実は、この考え方はヒゲ脱毛にも当てはまります。
介護が必要な状態になると、自分でヒゲを剃ることが困難になります。 その場合、ご家族や介護スタッフがシェービングを行うことになりますが、これは介護する側にとって精神的にも肉体的にも大きな負担です。 寝たきりの方のヒゲを安全に剃るには技術と細心の注意が必要で、肌を傷つけてしまうリスクも伴います。 また、ヒゲがあると食事の際に食べこぼしが付きやすく、不衛生になりがちです。 湿った状態が続くと、皮膚の炎症やかぶれ(接触皮膚炎)の原因にもなりかねません。
ここで最も重要なのは、医療レーザー脱毛が毛の黒い色素(メラニン)に反応して効果を発揮するという点です。 つまり、ヒゲが白髪になってしまうと、レーザーがメラニンをターゲットにできなくなり、脱毛効果を得ることが非常に難しくなります。
将来、介護の負担を減らすためにヒゲ脱毛をしたいと考えても、白髪が増えてからでは手遅れになる可能性が高いのです。 将来を見据えてヒゲ脱毛を検討しているのであれば、「まだ先のこと」と考えず、ヒゲが黒いうちに脱毛を始めることが賢明な選択といえるでしょう。
ヒゲ脱毛には、このように日々の生活を快適にするだけでなく、肌を健やかに保ち、将来に備えるといった多様なメリットがあります。 当院は皮膚科専門医が在籍しており、お一人おひとりの肌の状態を正確に診断した上で、安全かつ効果的な脱毛治療をご提案します。 岩倉市はもちろん、北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市からもアクセスしやすい立地です。 まずは無料カウンセリングで、あなたのお悩みをお聞かせください。
医療脱毛の気になる疑問点を医師が解説
メンズ脱毛に興味はあるものの、効果や痛み、肌トラブルなど、さまざまな疑問や不安から一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。 医療脱毛は、専門的な知識と技術を必要とする医療行為です。 だからこそ、正しい情報を知ることが、安心して施術を受けるための第一歩となります。
ここでは皮膚科専門医の立場から、皆様が抱える医療脱毛に関する疑問点について、医学的な根拠に基づいて一つひとつ丁寧にお答えしていきます。

医療レーザー脱毛とエステ光脱毛の仕組みと効果の違い
医療脱毛とエステ脱毛は、光のエネルギーでムダ毛に働きかける点は同じですが、その仕組みと目的、得られる効果には決定的な違いがあります。 最大の違いは、毛を再生させる組織(毛母細胞、毛乳頭、バルジ領域)を破壊できるか否かです。
医療機関で用いるレーザー脱毛は、医療用の高出力なレーザー機器を使用します。 これは、特定の波長の光が毛の黒い色素(メラニン)に選択的に吸収され、熱エネルギーに変わる「選択的光熱融解理論」に基づいています。 この熱エネルギーが発毛組織を破壊するため、毛が再生しにくくなるのです。 この行為は医療行為にあたるため、医師または医師の監督下にいる看護師のみが施術を許可されています。
一方、エステサロンの光脱毛(IPL脱毛など)は、比較的出力の弱い光を使用します。 発毛組織を破壊することは法律で禁じられており、あくまでダメージを与えて一時的に毛の成長を抑制する「抑毛・減毛」が目的です。 そのため、通うのをやめると再び毛が生えてくる可能性があります。
項目 | 医療レーザー脱毛 | エステ光脱毛 |
---|---|---|
施術者 | 医師・看護師(国家資格保有者) | エステティシャン |
脱毛方式 | 高出力の医療用レーザー | 低出力の光(IPLなど) |
効果 | 発毛組織を破壊し、長期的な減毛効果が期待できる | 一時的な抑毛・減毛 |
痛み | やや強い傾向(麻酔クリームの使用が可能) | 比較的弱い |
期間・回数 | 比較的少ない回数で完了を目指せる | 多くの回数・期間が必要になる傾向がある |
トラブル対応 | 医師が常駐し、診察・薬の処方など迅速な医学的対応が可能 | 提携クリニックの紹介など、直接的な医療行為は不可 |
確実な脱毛効果と安全性を重視するなら、医学的根拠に基づき、万全のサポート体制が整っている医療機関での脱毛が賢明な選択といえるでしょう。
脱毛完了までにかかる平均的な回数・期間の目安
医療脱毛は1回の施術ですべての毛がなくなるわけではありません。 その理由は、毛が生え変わるサイクルである「毛周期(もうしゅうき)」が関係しています。 毛には「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階があり、レーザーが効果的に作用するのは、メラニン色素が濃く毛乳頭としっかり繋がっている「成長期」の毛だけです。
皮膚表面に見えている毛は全体の約20%に過ぎず、残りは皮膚の下で休んでいたり、抜ける準備をしていたりする状態です。 そのため、すべての毛に効果的にアプローチするには、毛周期に合わせて施術を繰り返す必要があります。
【ヒゲ脱毛の回数・期間の目安】
- ヒゲ剃りが楽になる・薄くなるレベル
- 目安回数:5~8回
- 目安期間:約1年~1年半
- ツルツルに近い状態を目指すレベル
- 目安回数:10~15回以上
- 目安期間:約1年半~2年以上
施術は、ヒゲの毛周期に合わせて1ヶ月半~2ヶ月に1回のペースで行うのが一般的です。 ヒゲは他の体毛に比べて密度が高く、毛根が深い位置にあるため、完了までには根気強い継続が必要となります。 必要な回数には、毛の濃さ・量・肌質による個人差が大きいため、カウンセリング時にご自身の希望を伝え、医師と相談しながら計画を立てることが重要です。
施術中の痛みはどの程度?麻酔による緩和策
医療レーザー脱毛の痛みは、「輪ゴムでパチンと弾かれたような感覚」とよく表現されます。 特にヒゲは、以下の理由から他の部位よりも痛みを感じやすい傾向にあります。
- 毛が太く濃い
- メラニン量が多いため、レーザーが反応した際に発生する熱エネルギーが大きくなります。
- 密度が高い
- 毛が密集しているため、単位面積あたりに加わる熱量が多くなります。
- 皮膚が薄い
- 鼻の下やあご周りは皮膚が薄く、神経に近いため痛みを感じやすい部位です。
しかし、医療機関では痛みを最小限に抑えるための対策を講じることができます。 その代表的な方法が、医療機関でのみ処方・使用が認められている「麻酔クリーム」です。 施術部位の皮膚表面に塗布することで、皮膚の感覚を一時的に鈍らせ、痛みを大幅に緩和します。
また、多くの医療用脱毛機には、レーザー照射と同時に肌を冷却する機能が搭載されています。 この冷却機能が熱による痛みを和らげるとともに、皮膚へのダメージを防ぐ役割も果たします。 痛みに不安がある方は、カウンセリング時に遠慮なくご相談ください。痛みの度合いを確認しながら、レーザーの出力を調整することも可能です。
やけど・毛嚢炎・色素沈着などのリスクと対処法
医療レーザー脱毛は安全性を十分に考慮した施術ですが、医療行為である以上、リスクがゼロではありません。 皮膚科専門医として、起こりうる肌トラブルと、その適切な対処法について解説します。
- やけど(熱傷)
- 原因:日焼けした肌への照射や、不適切な出力設定などが原因で起こります。
- 症状:皮膚の赤みやヒリヒリ感、重度になると水ぶくれ(水疱)ができることもあります。
- 対処法:万が一やけどが起きた場合、医師が診察し、炎症を抑えるステロイド外用薬などを処方します。迅速な処置で跡が残るリスクを最小限に抑えます。
- 毛嚢炎(もうのうえん)
- 原因:レーザー照射で肌のバリア機能が一時的に低下した毛穴に、細菌(主に黄色ブドウ球菌)が感染して起こるニキビのような炎症です。
- 症状:毛穴を中心に赤く腫れたり、膿を持ったりします。
- 対処法:通常は数日で自然に治まりますが、症状が強い場合は抗菌薬の外用薬や内服薬を処方します。
- 色素沈着
- 原因:やけどや毛嚢炎などの炎症が治った後に、シミのように茶色く跡が残る「炎症後色素沈着」です。施術後の紫外線対策が不十分な場合にも起こりやすくなります。
- 対処法:通常は肌のターンオーバーとともに数ヶ月かけて薄くなりますが、改善を早めるために美白外用薬(ハイドロキノンなど)を処方することもあります。
これらのリスクを回避するためには、施術者の高い技術と知識が不可欠です。 そして万が一トラブルが発生した際に、すぐに医師が診察し、医学的に正しい処置を行えることが医療機関で脱毛を受ける最大のメリットです。
脱毛前後の日焼け対策と保湿ケアの重要性
脱毛の効果を最大限に引き出し、肌トラブルを防ぐためには、施術前後のセルフケアが非常に重要になります。 特に「日焼け対策」と「保湿ケア」は、安全で効果的な脱毛に不可欠です。
【日焼け対策の重要性】 医療レーザーは黒いメラニン色素をターゲットにしています。 日焼けした肌は皮膚表面のメラニン量が増えているため、レーザーが毛だけでなく皮膚にも過剰に反応してしまいます。 これにより、以下のリスクが高まります。
- やけどのリスク増大
- 脱毛効果の低下(エネルギーが皮膚に分散してしまうため)
- 施術を断られる可能性
脱毛期間中は、季節を問わず外出時にSPF30/PA++以上の日焼け止めを使用し、こまめに塗り直すことを徹底してください。
【保湿ケアの重要性】 レーザー照射後の肌は、熱によって水分が奪われ、非常に乾燥しやすいデリケートな状態です。 肌が乾燥すると、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」が低下してしまいます。
- 肌トラブルの誘発
- 乾燥により、赤み、かゆみ、毛嚢炎などが起こりやすくなります。
- 痛みの増加
- 乾燥した肌は痛みを感じやすくなる傾向があります。
施術当日から、化粧水や乳液、クリームなどを使って普段以上に丁寧な保湿を心がけ、肌のバリア機能をサポートすることが大切です。
当院では、皮膚科専門医が診察を行い、お一人おひとりの肌質や毛質に合わせた安全で効果的な脱毛プランをご提案します。 岩倉市にお住まいの方はもちろん、北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市、清須市、稲沢市、豊山町からもアクセスしやすい立地です。 ヒゲ脱毛に関するご不安や疑問点があれば、まずは美容カウンセリングでお気軽にご相談ください。
後悔しないクリニック選びと当院のヒゲ脱毛
メンズ脱毛への関心が高まる一方、多くの施設がサービスを提供しています。 「どこを選んでも同じだろう」と安易に考えてしまうと、後悔につながることも少なくありません。 ヒゲ脱毛は、効果、安全性、費用、通いやすさなどを総合的に判断し、納得できる場所を選ぶことが極めて重要です。
なぜなら、脱毛はあなたの大切な肌に直接レーザーを照射する医療行為だからです。 当院は、皮膚の構造と機能を知り尽くした皮膚科専門医が、医学的根拠に基づき診療を行います。 カウンセリングから施術、万が一のトラブル対応まで、責任を持って皆さまの肌と向き合います。

皮膚科での医療脱毛をおすすめする理由
ヒゲ脱毛を検討する際、多くの方がエステサロンとクリニックで迷われるかもしれません。 私たち皮膚の専門家が、皮膚科での医療脱毛を強く推奨するのには明確な理由があります。 それは、他の何にも代えがたい「医学的な安全性」と「専門性」です。
万が一の肌トラブルにも、その場で迅速・的確に対応
医療レーザー脱毛は安全性の高い治療ですが、やけどや毛嚢炎(もうのうえん)などのリスクはゼロではありません。
皮膚科医は、皮膚の構造や炎症のメカニズムを熟知しています。
そのため、施術前から肌質を正確に見極め、リスクを予測した上でレーザーの出力を精密に調整します。万が一、赤みや水ぶくれなどの症状が発生した場合でも、その場で医師が正確に診断します。
そして、炎症を抑えるステロイド外用薬や、感染を防ぐ抗菌薬の処方など、医学的に正しい治療を迅速に行うことが可能です。
この初期対応の速さと的確さが、跡を残さないために非常に重要となります。肌質や持病を考慮した、オーダーメイドの治療計画
アトピー性皮膚炎やニキビ、ケロイド体質など、肌に懸念がある方もご安心ください。
医師が肌の状態を診察し、脱毛治療が可能かどうかを医学的に判断します。
肌の状態によっては、皮膚疾患の治療と脱毛を並行して進めることも可能です。
脱毛という美容目的だけでなく、肌全体の健康を向上させる視点からのアプローチができるのは皮膚科ならではの強みです。発毛組織を破壊する、高出力の医療用レーザー
医療機関でのみ使用が許可されている脱毛機は、毛の再生を担う発毛組織(毛母細胞・毛乳頭など)を破壊できます。
これにより、長期的な減毛効果が期待できます。
ヒゲのように根深く密集した毛には、特に高出力のレーザーが必要です。
皮膚科医が安全を確保しながら最大限の効果を引き出す設定で施術を行います。
当院で扱う脱毛機器の種類と特徴
当院では、患者様一人ひとりの異なる肌質や毛質に最適な治療をご提供するため、複数の波長を持つ医療レーザー脱毛機を導入しています。 機器の特性を深く理解し、使い分けることが、安全で効果的な脱毛の鍵となります。
レーザーの種類 | 波長 | 特徴と適応 |
---|---|---|
アレキサンドライトレーザー | 755nm | ・メラニン色素への吸収率が非常に高い ・ヒゲのような太く濃い毛に優れた効果を発揮 ・比較的、皮膚の浅い層に作用する ・冷却機能が充実しており、痛みを緩和 |
YAG(ヤグ)レーザー | 1064nm | ・波長が長く、皮膚の深部までエネルギーが届く ・ヒゲの中でも特に根深い毛に有効 ・メラニン吸収率が低いため、色黒肌や日焼け肌にも対応しやすい ・産毛の脱毛にも効果が期待できる |
当院では、カウンセリング時に医師が肌の色調や毛の太さ、密度を丁寧に診察します。 その上で、これらレーザーの特性を組み合わせ、最も効果的で安全な照射設定を個別に決定します。 例えば、肌の色が濃い方や毛根が深い部位にはYAGレーザーを選択するなど、パーソナライズされた治療をご提案します。 痛みがご不安な方には、医療機関でのみ使用できる麻酔クリーム(別途費用)もご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。
カウンセリングから施術、アフターケアまでの流れ
当院では、患者様が安心してヒゲ脱毛を始めていただけるよう、透明性の高いプロセスを徹底しています。
ご予約・ご来院
ウェブサイトの予約フォームから、美容カウンセリングをご予約ください。皮膚科専門医によるカウンセリング・診察
まず、医師が肌の状態を視診・触診し、毛質や肌質を正確に診断します。
既往歴なども詳しくお伺いします。
その上で、脱毛の仕組みや効果、やけどや硬毛化といった潜在的なリスクまで、丁寧に時間をかけてご説明します。
ご質問や不安な点には、医師が直接お答えしますので、何でもお尋ねください。
無理な勧誘は一切行いません。施術
ご納得いただけましたら、同意書にご署名いただき施術に移ります。
施術室で肌の状態を最終確認し、レーザーから目を守る専用ゴーグルを装着します。
痛みの感じ方をお伺いしながら、冷却機能や照射スピードを調整し、丁寧にレーザーを照射します。
ヒゲ全体の施術時間は通常15分〜30分程度です。
照射後は、炎症を抑える外用薬を塗布し、クーリングを行って肌をしっかりと鎮静させます。アフターケア
施術後の肌はデリケートな状態です。
ご自宅での正しい保湿ケアや紫外線対策について具体的にご指導します。
万が一、帰宅後に赤みや痛みなど気になる症状が現れた場合は、すぐにご連絡ください。
当院の医師が責任を持って診察・治療を行います。
ヒゲ脱毛の料金プランと都度払いについて
ヒゲ脱毛を無理なく継続するためには、料金体系の分かりやすさが不可欠です。 当院では、患者様のご予算やライフスタイルに合わせて選択できる、明瞭な料金プランをご用意しています。

※上記は一例です。料金はすべて税込価格です。
当院では、安心してご利用いただくために、コース契約はいただがかず、安心の都度払いのみとしています。
当院は岩倉市にありますが、北名古屋市、小牧市、一宮市、江南市、清須市、稲沢市、豊山町、犬山市といった近隣エリアからもアクセスしやすい立地です。 ヒゲ脱毛に関するお悩みは、皮膚の専門家である私たちにお任せください。 まずはお気軽に美容カウンセリングへお越しいただき、あなたのお話をお聞かせください。
まとめ
今回は、メンズ脱毛、特にヒゲ脱毛がなぜこれほど人気なのか、その多くの魅力について詳しくご紹介しました。
毎日の面倒なヒゲ剃りからの解放はもちろん、カミソリ負けや青ヒゲといった長年の肌悩みを根本から解消し、清潔感のある滑らかな肌へと導きます。 それは見た目の印象を向上させるだけでなく、自分に自信が持てるようになり、日々の生活の質(QOL)そのものを高めてくれるでしょう。
医療脱毛には痛みや肌トラブルへの不安が伴うかもしれませんが、医療機関では専門医が一人ひとりの肌質を丁寧に見極め、安全を最優先にした施術を行います。 まずは一歩踏み出して、美容カウンセリングであなたのお悩みや疑問を気軽にお聞かせください。
追加情報
[title]: The dermatologist’s guide to beards: a review of structure, function, care and pathology.
皮膚科医のためのヒゲのガイド:構造、機能、ケア、および病理のレビュー 【要約】
- 近年、ヒゲの成長と維持に関する検索が大幅に増加しており、一般の関心が高まっている。
- ヒゲの分布、成長、および特定の病状へのなりやすさに影響を与える民族差についてレビューする。
- ヒゲの成長に使用される薬剤と、一般的なヒゲの病状に関する研究をレビューする。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37310915
[quote_source]: Boothby-Shoemaker W, Comeau N and Daveluy S. “The dermatologist’s guide to beards: a review of structure, function, care and pathology.” Clinical and experimental dermatology 48, no. 11 (2023): 1214-1220.