円形脱毛症 Home >円形脱毛症 円形脱毛症 円形脱毛症は、自己免疫疾患で、主に自己免疫の異常によって引き起こされる疾患です。自身の免疫系が誤って健康な毛包を異物と認識し攻撃します。これにより、毛包が炎症を起こし、髪の成長が阻害されます。髪の毛がどんどん抜けてくると、ストレスが原因だと考え、思い詰めてしまう患者さんを何人もみてきましたが、自己免疫疾患であり、ストレスは関係ないので、どうか思い詰めないようにしてください。 分類 円形脱毛症のタイプは、単発型、多発型、蛇行型、全頭型、汎発型と5つのタイプに分類されます。 当院ではタイプに応じて治療法を選択するようにしています。 治療法 一般にステロイドなどの塗り薬から治療を開始することが多いです。それでも改善しない場合は光線治療(エキシマライト)や、局所免疫療法(SADBE)、ステロイドの注射を必要に応じて行います。 最近ではJAK阻害薬という高額な内服薬も保険適応での治療となっています。よい治療ですが、合併症のリスクもあるため、重症度に応じてメリットがあると考える患者様については、総合病院への紹介も行います。